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国会会議録

総務委員会

第221回 · 参議院 · 第12号 · 2026-06-18

出典 kokkai ↗ 最終取得 2026-07-30 23:56 JST 記録 #3523 ↗

発言 19

会議録情報

令和八年六月十八日(木曜日)    午前十時開会     ─────────────    委員の異動  六月十一日     辞任         補欠選任     いんどう周作君     牧野たかお君      見坂 茂範君     中西 祐介君  六月十二日     辞任         補欠選任      牧野たかお君    いんどう周作君      大津  力君     神谷 宗幣君  六月十五日     辞任         補欠選任     いんどう周作君     山崎 正昭君      脇  雅昭君     佐藤  啓君  六月十六日     辞任         補欠選任      佐藤  啓君     脇  雅昭君      山崎 正昭君    いんどう周作君  六月十八日     辞任         補欠選任      神谷 宗幣君     初鹿野裕樹君     ─────────────   出席者は左のとおり。     委員長         吉川 沙織君     理 事                 長谷川英晴君                 藤井 一博君                 岸 真紀子君                 石井 苗子君                 中田 優子君     委 員                いんどう周作君                 梶原 大介君                 高橋 克法君                 出川 桃子君                 中西 祐介君                 馬場 成志君                 藤川 政人君                 脇  雅昭君                 小沢 雅仁君                 木戸口英司君                 足立 康史君                 奥村 祥大君                 佐々木雅文君                 宮崎  勝君                 岡崎  太君                 初鹿野裕樹君                 伊波 洋一君                 安野 貴博君                 齊藤健一郎君    衆議院議員        総務委員長    古川  康君        総務委員長代理  国定 勇人君        総務委員長代理  田嶋  要君    国務大臣        総務大臣     林  芳正君    事務局側        常任委員会専門        員        荒井 透雅君    政府参考人        総務省情報流通        行政局郵政行政        部長       牛山 智弘君     ─────────────   本日の会議に付した案件 ○政府参考人の出席要求に関する件 ○郵政民営化法等の一部を改正する法律案(衆第一三号)(衆議院提出)     ─────────────

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) ただいまから総務委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、見坂茂範君及び大津力君が委員を辞任され、その補欠として中西祐介君及び神谷宗幣君が選任されました。  また、本日、神谷宗幣君が委員を辞任され、その補欠として初鹿野裕樹君が選任されました。     ─────────────

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  郵政民営化法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に総務省情報流通行政局郵政行政部長牛山智弘君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 郵政民営化法等の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、提出者衆議院総務委員長古川康君から趣旨説明を聴取いたします。古川康君。

古川康 自由民主党・無所属の会

○衆議院議員(古川康君) ただいま議題となりました法律案につきまして、提案の趣旨及び内容を御説明申し上げます。  郵政民営化から十九年が経過しようとしており、少子高齢化や過疎化、デジタル化の進展を始めとして、郵政事業を取り巻く社会経済情勢は大きく変化をしております。本案は、このような変化に対応して、郵政三事業のユニバーサルサービスの確保を確実にするとともに、少子高齢化や過疎化によって地方が厳しい状況に直面する中で、郵便局ネットワークの活用により地域住民の生活を支援するほか、日本郵便株式会社の経営の適正かつ効率的な実施を図るため、郵政民営化法等の改正を行うものであります。  次に、本案の内容について御説明申し上げます。  第一に、日本郵便株式会社に対して、常に経営を適正かつ効率的に行う努力義務を課すほか、当分の間、経営の適正かつ効率的な実施に係る方針の事業計画への記載を義務付けております。  第二に、郵政三事業のユニバーサルサービスの確保を確実にするための改正を行うこととしております。  まず、日本郵政株式会社に、当分の間、郵便貯金銀行及び郵便保険会社、いわゆる金融二社の株式の三分の一超の保有を義務付けることとしております。  次に、日本郵便株式会社が関連銀行及び関連保険会社とそれぞれ締結する銀行窓口業務契約及び保険窓口業務契約について、届出制から認可制に改めることとしております。  また、日本郵政株式会社は、日本郵便株式会社、関連銀行及び関連保険会社に対し、必要な協議を求めることができることとしております。  第三に、郵便局ネットワークの活用により地域住民の生活を支援するための改正を行うこととしています。  まず、基盤的サービス提供業務、すなわち、委託を受けて、郵便の業務等に係る経営資源を活用して行う、公共サービスその他の地域住民が日常生活及び社会生活を営む基盤となるサービスの提供に係る業務を、日本郵便株式会社が他の本来業務の遂行に支障のない範囲内で行う本来業務として追加しております。  次に、日本郵便株式会社による地域貢献業務の実施を努力義務とし、日本郵政株式会社に、地域貢献業務の費用の一部に充てるため、金融二社の株式の売却益等を原資とする地域貢献基金を設置することとしております。  また、郵便局ネットワークの維持及び活用の支援のため、新たな交付金を日本郵便株式会社に交付することとし、その交付金の財源として、①政府保有の日本郵政株式会社の株式の配当を減額した額に相当する額の拠出金及び②権利消滅した旧郵便貯金の一部の繰入金を充てることとしております。これにより、郵便事業全体の負担が軽減され、郵便事業の安定的かつ持続的な運営にも資すると考えております。  第四に、検討条項について、政府は、三年ごとの郵政民営化委員会の検証の際に、金融二社の株式の保有義務を見直すとともに、金融二社の業務に関する規制の在り方を検討することとしております。また、この法律の公布後二年を目途として、日本郵政株式会社、日本郵便株式会社及び金融二社の組織の在り方並びに郵便局ネットワークの維持費用に係るこれらの株式会社の間の負担の在り方などを検討するとともに、郵便事業の安定的かつ持続的な運営の確保策を検討することとしております。  以上のほか、所要の規定の整備をすることとしております。  なお、この法律は、一部を除き、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行することとしております。  以上が、本案の提案の趣旨及び内容であります。  何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同くださいますようお願い申し上げます。

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。

岸真紀子 立憲民主・無所属

○岸真紀子君 立憲民主・無所属会派の岸真紀子です。  二〇〇五年に郵政民営化関連法が成立してから二十一年、民営化からは約十九年となります。郵政民営化法第一条には、「民間に委ねることが可能なものはできる限りこれに委ねることが、より自由で活力ある経済社会の実現に資する」と目的を掲げ、第二条に、「国民生活の向上及び国民経済の健全な発展に寄与する」と理念を掲げています。  民営化した現在の状況はどうなのか。例えば、郵便局の数は二〇〇五年十月時点と現在では比較するとどのような状態なのか、閉鎖状況も含め、総務省にお伺いします。

牛山智弘 総務省情報流通行政局郵政行政部長

○政府参考人(牛山智弘君) お答え申し上げます。  二〇〇五年九月末時点の郵便局数は、営業中の郵便局が二万四千四百八十四局、閉鎖中の郵便局が二百三十一局であり、合計二万四千七百十五局でございました。  二〇二六年三月末現在の郵便局数は、営業中の郵便局が二万三千二百九十局、閉鎖中の郵便局が八百二十五局であり、合計二万四千百十五局となっております。

岸真紀子 立憲民主・無所属

○岸真紀子君 なかなか厳しい状況にあるというところがあります。  本改正では、全国網の郵便事業を支える国の支援を盛り込んでおります。提出者に伺いますが、郵政民営化は成功だったのか、失敗だったのか、一言でお答え願います。

国定勇人 自由民主党・無所属の会

○衆議院議員(国定勇人君) お答え申し上げます。  郵政民営化の評価につきましては、これは実に様々な御意見があるというふうに捉えているところでございますが、本法案につきましては、先ほど衆議院の総務委員長の趣旨説明にもございましたとおり、郵政民営化から十八年以上が経過する中で浮上してきた課題に対応するために必要な措置を講ずるものだということを是非御理解をいただきたいというふうに思っております。  先ほども趣旨説明の中にもございましたとおり、郵政三事業のユニバーサルサービスの確保であったり、郵便局ネットワークの活用による地域住民の生活の支援、こうしたことはこの十八年の変化の中において更なる高まりを生じているというふうに捉えているところでございます。

岸真紀子 立憲民主・無所属

○岸真紀子君 なかなか正面からは答えづらいことかもしれませんが、残念ながら郵便事業を維持することすら難しいというような実態があります。このことは重く受け止めなくてはなりません。  次に、六月十一日の衆議院総務委員会において、郵政事業に係る基本的な役務の確保等に関する件として委員会決議が付されております。この決議の意図を提出者にお伺いいたします。

田嶋要 中道改革連合・無所属

○衆議院議員(田嶋要君) おはようございます。  意図でございますけれども、民営化から十九年近づいているということですが、初めて、言ってみれば、国民のお金ですね、先ほど説明ありました配当であれ預金に関するものであれ、国民のお金をこの郵政全体に入れると、郵便会社に入れるということでございますので、いろんな協議の中で、やはり一回決めたことが半永久的に行われるということに関する国民のいろんな声もあるわけでございます。  今、郵政は民営化成功だったのかどうかと。そうしたことも含めて、確かに郵便事業は、年賀状を見ても分かるとおり、大変厳しい状況になってきているのはそのとおりでありますので、まず、最初の三年間に関してはこのお金を交付金という形で認めることにし、そして、その後はロールオーバーという形で、三年ごとに立ち止まって、本当にこうしたお金を、民営化という中でお金を入れ続けることが国民の理解に堪えられるかどうか、そのことをやはり検証することが必要になってくるのではないかというふうに考えております。  民営化でございますので、もちろん将来、様々、不動産業を始め、いろんな大きな事業に花開く可能性もあるわけでありまして、そうした自助努力に期待をしたいというふうに思っておりますので、やはり慎重に、この国民のお金を入れるということに関しては三年ごとに立ち止まるということが私たちの考え方でございます。  よろしくお願いします。

岸真紀子 立憲民主・無所属

○岸真紀子君 非常に、インターネットの普及もあり、郵便物の量は減少しているという状況の中でも、郵便局に与えられている全国あまねくのユニバーサルサービスを維持していくという重みはとてもあると私も考えています。だからこそ、しっかりとその都度その都度検証していくことが重要かと考えています。  次に、日本郵政における昨年からの不祥事事案は問題であると考えています。  現場では努力をいただいていますが、組織としてのガバナンスに問題があると考えます。監督官庁としての総務大臣として、ガバナンスの確立に向け、取組をお願いしたいのですが、御答弁をお願いします。

林芳正 総務大臣 自由民主党・無所属の会

○国務大臣(林芳正君) 日本郵政グループにおきまして不祥事が相次いで発生していることは大変遺憾でございます。郵政事業の運営、これは国民の信頼の上に成り立っていると認識しており、同グループにおきましてガバナンスの強化やコンプライアンスの徹底が図られることが必要と考えております。  こうした認識の下で、総務省ではこれまで、日本郵政及び日本郵便の事業計画の認可に際し、ガバナンスの強化やコンプライアンスの徹底について要請を行ってきております。また、個別の事案についても、行政指導や監督上の命令を行うなどの対応を行っておるところでございます。  引き続き、日本郵政グループに対する国民の信頼の確保に向けまして、同グループにおけるコンプライアンスの確立に向けた取組が確実に進みますよう、しっかりと監督をしてまいります。

岸真紀子 立憲民主・無所属

○岸真紀子君 今回のこの法案、本当に、郵便事業というものが一体いかに大事かということを改めて考えてみました。  前回の委員会でも郵便法の審議が行われ、この参議院総務委員会においてもたくさんの意見をいただきながら、でも、やっぱりこの全国あまねくの郵便事業をどう支えていくか、特に、私は地方の出身ですから、過疎地域における郵便局というものがいかに大事かということを考えています。ましてや、人口減少、少子高齢社会の中、その地域にはもう郵便局しかないというところも多くあります。しかも、この、今日も梅雨月ですが、雨とか雪とか暑い日も含めて、安全に皆さんの信頼を、郵便というものを届けていただける、これをしっかりと守っていくということが必要だということでこの法案があるんだと感じています。  しかし、郵便事業のユニバーサルサービスを維持するためには、引き続き日本郵政にも努めていただくことをお願いしまして、私の質問を終わります。

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。  これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。  郵政民営化法等の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時十五分散会

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  1. 記録 #3523 観測 2026-07-30 23:56 JST
    改ざん検知用の値 85de92eb…427d62 (未計算)

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