S4RCIV 公的記録の観測ログ

観測した事実を記録し、判断はしない 監視対象 2,753 件 直近署名チェックポイント seq#3,497 (07-29 18:00 JST) ▸検証

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国会会議録

総務委員会

第221回 · 参議院 · 第6号 · 2026-04-21

出典 kokkai ↗ 最終取得 2026-07-29 17:32 JST 記録 #3494 ↗

発言 103

会議録情報

令和八年四月二十一日(火曜日)    午前十時開会     ─────────────    委員の異動  四月二日     辞任         補欠選任      出川 桃子君     磯崎 仁彦君      脇  雅昭君     木村 義雄君      佐々木雅文君     西田 実仁君  四月三日     辞任         補欠選任      磯崎 仁彦君     出川 桃子君      木村 義雄君     脇  雅昭君      西田 実仁君     佐々木雅文君  四月十四日     辞任         補欠選任      出川 桃子君     青木 一彦君  四月十五日     辞任         補欠選任      青木 一彦君     出川 桃子君      脇  雅昭君     磯崎 仁彦君  四月十六日     辞任         補欠選任      磯崎 仁彦君     脇  雅昭君     ─────────────   出席者は左のとおり。     委員長         吉川 沙織君     理 事                 長谷川英晴君                 藤井 一博君                 岸 真紀子君                 石井 苗子君                 中田 優子君     委 員                いんどう周作君                 梶原 大介君                 高橋 克法君                 出川 桃子君                 中西 祐介君                 馬場 成志君                 藤川 政人君                 脇  雅昭君                 小沢 雅仁君                 木戸口英司君                 足立 康史君                 奥村 祥大君                 佐々木雅文君                 宮崎  勝君                 岡崎  太君                 神谷 宗幣君                 伊波 洋一君                 安野 貴博君                 齊藤健一郎君    国務大臣        総務大臣     林  芳正君    副大臣        総務副大臣    堀内 詔子君    大臣政務官        総務大臣政務官  向山  淳君    事務局側        常任委員会専門        員        荒井 透雅君    政府参考人        内閣官房内閣審        議官       笹野  健君        内閣官房内閣審        議官       門松  貴君        総務省大臣官房        地域力創造審議        官        恩田  馨君        総務省自治行政        局長       小川 康則君        総務省自治行政        局選挙部長    長谷川 孝君        総務省情報流通        行政局長     豊嶋 基暢君        総務省総合通信        基盤局長     湯本 博信君        総務省サイバー        セキュリティ統        括官       三田 一博君        消防庁次長    田辺 康彦君        厚生労働省大臣        官房審議官    林  俊宏君        国土交通省水管        理・国土保全局        次長       中井 淳一君        国土交通省道路        局次長      石和田二郎君    参考人        日本放送協会会        長        井上 樹彦君     ─────────────   本日の会議に付した案件 ○政府参考人の出席要求に関する件 ○参考人の出席要求に関する件 ○行政制度、地方行財政、選挙、消防、情報通信及び郵政事業等に関する調査  (選挙運動用ビラへの証紙貼付に関する件)  (在外選挙へのインターネット投票導入に関する件)  (社会福祉施設等の水害時における避難に関する件)  (地域おこし協力隊の活用に関する件)  (国民保護共同訓練における域外避難に関する件)  (AIによるサイバーセキュリティ能力に関する件)  (日本放送協会の受信契約の在り方に関する件) ○株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構法の一部を改正する法律案(閣法第三二号)(衆議院送付)     ─────────────

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) ただいまから総務委員会を開会いたします。  政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  行政制度、地方行財政、選挙、消防、情報通信及び郵政事業等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、内閣官房内閣審議官笹野健君外十一名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  行政制度、地方行財政、選挙、消防、情報通信及び郵政事業等に関する調査のため、本日の委員会に日本放送協会会長井上樹彦君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 行政制度、地方行財政、選挙、消防、情報通信及び郵政事業等に関する調査を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。

小沢雅仁 立憲民主・無所属

○小沢雅仁君 立憲民主・無所属の小沢雅仁でございます。  本日も質問の時間を頂戴しまして、大変ありがとうございます。  まず、皆さんも昨日驚いたと思いますけれど、地震が発生をしまして津波警報が発令をされ、本当に私も心配しながらニュースにくぎ付けになっておりました。木戸口先生も大変、岩手御出身ですので、御心配されたというふうに思います。  おけがをされた方がいらっしゃるようでございまして、心からお見舞いを申し上げたいと思いますし、被災された皆様にも改めてお見舞いを申し上げたいと思います。  その上で、北海道・三陸沖後発地震注意情報が発令がされて、発表もされております。是非、対象の百八十二町村の皆様、是非、警戒を強めていただきまして、身の安全をしっかりと守っていただくように、心からお願いを申し上げる次第でございます。  早速ですが、質問に入りたいと思います。  今日は、公職選挙法の抜本的見直しと、消防装備品の財政支援、そして大規模林野火災への対応の大きく分けて三点質問させていただきたいと思いますが、ちょっと順番を変えまして、今日、消防庁から田辺次長お越しでございますので、消防装備品の財政支援についてまず先に質問をさせていただきたいと思います。とりわけ、はしご付消防自動車への財政支援でございます。  昨今は、都市部を中心にマンションもビルも高層化が非常に進んでいるということで、火災発生時などを含めてはしご付消防自動車というのは極めて重要な位置付けに消防庁でもされているというふうに思います。現在、全国の消防本部では、消防庁の消防白書によると、はしご付消防自動車は約千台、昨年の令和七年四月一日現在で千台保有をしております。はしご車の購入費用は、はしごの長さが三十五メートル級であれば二億円、一台二億円を超えるという高額な金額だそうでございます。  そして、はしご車の配備基準については、国で示している消防力の整備指針の中で、当該消防署の管轄区域内に中高層建築物、高さ十五メートル以上が一定数、おおむね十棟以上ある場合などに整備することになっております。建物の先ほど申し上げたとおり高層化が進んでいる昨今、国民の身体、生命、財産を守る消防の立場から、本当にはしご車の重要性というのは増しているものと承知しています。  また、はしご車の耐用年数も、消防本部にもよりますけれど、二十年を目安としております。ここ近年、消防機材の高騰、購入価格も高騰していると承知をしておりますし、平時には法定点検、車検、オーバーホールなど、はしご車の架装部分の年次点検等、他の消防車と違い多額の維持管理費用も必要だと伺っております。  そこで、現在、全国で七百二十の消防本部が保有しているはしご車は約千台ありますけれど、特に多額の費用を要するオーバーホールに対する財政支援について伺いたいというふうに思います。  オーバーホールは、日本消防検定協会のはしご車基準によると、はしご車の安全性を担保するため定期的にオーバーホールを推奨しており、この基準に基づき、各消防本部の状況に応じて実施されております。  この基準では、まず車両購入後七年を目安に一回のオーバーホールを実施をして、二回目は五年間隔で実施されており、オーバーホールの金額も一回で三千万から四千万円の多額の費用を要するそうでございます。当然、整備期間については、はしご車の大きさにもよりますけれど、半年近く製造したメーカーに入庫して、はしご車の架装部分、いわゆるはしごの一番根っことなる基礎の部分ですよね、こういったところをばらばらにして消耗品の交換や点検を行っているため、約半年間は入庫しちゃっていますので出動することができません。  このように、高額かつ入庫期間を要するオーバーホールにもかかわらず、国においても、また私の住んでおります山梨県においても財政支援制度がないことから、各消防本部では一般財源の確保に本当に苦労を、苦慮をされているとお聞きをしておりまして、施設整備基金を取り崩すなど対応している状況です。  私が住んでいる甲府市にも、甲府地区消防本部でも三つの消防署に三台のはしご車があります。それぞれこのオーバーホールの基準を目安にオーバーホールを実施をされておりますけど、この三台のはしご車を耐用年数二十年で三回ずつオーバーホールをすると、オーバーホールだけで三億円前後の支出になります。非常に重く、このオーバーホールの費用が重くのしかかっております。  そこで質問なんですが、はしご車にかかわらず、消防車両の購入については、緊急消防援助隊に登録した車両への補助金制度や、交付税算入のある起債があることは十分承知しておりますけれど、現時点ではこのオーバーホールに対する財政措置の制度が設けられておりません。是非新たに補助制度を創設するなど、はしご車の重要性に十分鑑みていただいて国の財政支援策の検討をお願いをしたいと思いますが、消防庁の見解を伺いたいと思います。

田辺康彦 消防庁次長

○政府参考人(田辺康彦君) 委員御指摘のとおり、はしご付消防自動車のように構造が複雑で長期間の使用が予定される消防車両については、性能を維持し安全性を確保するために定期的にオーバーホールを実施することが必要と認識しております。  このため、オーバーホール等の維持管理経費については、ほかの車両、資機材も含め、普通交付税の消防費の中で措置しているところでございますが、引き続き現場の意見もよくお聞きしながら適切に対応してまいりたいと考えております。

小沢雅仁 立憲民主・無所属

○小沢雅仁君 是非、非常に消防車両、今種類もたくさん増えているわけで、維持費も相当お金が掛かっていると承知していますけど、地方の財政も圧迫をしておりますので、是非、今検討していただけるという御答弁いただきましたので、是非国としても消防庁としても何らかの支援を措置していただけるよう、御検討を重ねてお願い申し上げたいと思います。  次に、今度は緊急自動車、救急車の整備の見直しについて伺いたいと思います。  皆さんのお手元に資料を今日配付させていただきましたが、三枚目を御参照いただきたいと思います。  ここに消防力の整備指針第十三条、緊急自動車、読み上げませんが、こういう基準で緊急自動車の、救急車の配備基準が決められていくということでございます。当然にして、十万人を境に緊急自動車の配備数を決めておりますが、小規模、中規模、大規模消防本部等の人口差は大きく離れており、この算定方法で一律に台数を決めるという算定方法では本当に本来必要な救急車の数が正しく算定されているのか不明確であり、運用実態に私は合っていないのではないかというふうに思いますし、実際現場でもそういう声が上がっております。  ちなみに、この十三条の基準に照らし合わせると、例えば人口三十万人では九台、救急車が必要です。人口で割ってみると、一台当たりの人口は三万三千三百三十三人です。今度、人口百万人で見ると二十三台、これも一台当たりの人口で割ってみると四万三千四百七十八人ということで一万人の差が、一台当たり人口の差が出てまいります。また、人口一千万人ですと二百三台、これですと一台当たりの人口は四万九千二百六十一人となります。  当然にして、地方の消防署は、広域消防本部をつくっておりますので当然走行距離が延びる、片や都市部は、走行距離はそんなに延びないけれど出動回数は物すごい増えるということで、そういう差が出るのは当然だというふうに思いますが、しかし、一台当たりで、配備される救急車の一台当たりの人口数を見ていても、ちょっとどういう基準でこの十三条が決められているのか私もよく理解ができないところであります。本当に真に必要な救急車の配備数になっているのかということであります。また、出動状況等を勘案した数とありますけれど、これを基に具体的なその増減ですね、この根拠も具体的に示されておりません。  要は、各消防本部で独自の基準を設けて増減することはなかなか難しくて、また、例えば議会にこの救急車の数を説明をするに当たっても、議会への説明もこの根拠がしっかりと定められていないのでなかなか難しいというふうに現場で声が上がっております。  是非、この消防力の整備指針を実態、とりわけ今、出動回数がどんどんどんどん増えていると思うんですね。ですから、もうちょっと各消防本部で、この救急車の配備台数に対する根拠というものをもっと明確にしてあげないと、消防署も困りますし、対応する議会も、本当にこの台数が合っているかどうなのか明確に指摘することもできないという声も聞いておりますので、その辺の、私は改正するべきだと思いますが、消防庁の考え方を伺いたいと思います。

田辺康彦 消防庁次長

○政府参考人(田辺康彦君) 消防庁では、市町村の消防力の整備目標を示すため、必要な施設等を示した整備指針を定めており、救急自動車の配置基準については、人口十万人以下の市町村では二万人ごとに一台、人口十万人を超える市町村では五台に十万人を超える五万人ごとに一台を加算した数を基準としつつ、当該市町村の昼間人口、高齢化の状況、救急業務に係る出動の状況等を勘案した数としているところでございます。  消防庁では、昨年度、整備指針に基づく各消防本部の人員や車両等の整備状況の実態調査を行ったところであり、この調査結果を踏まえ、救急自動車の配置を含む必要な検討を行ってまいりたいと考えております。

小沢雅仁 立憲民主・無所属

○小沢雅仁君 是非、やっぱり実態に即した救急車の配備というものがまさに必要だと思います。とりわけ非常に高齢化が、人口の高齢化が進んでいて、二〇四〇年問題を見通すと、救急車の出動回数というのは多分もっと増えていくだろうと想定、安易に想定できます。是非この先を見据えた、出動回数の想定数なども勘案しながら、是非、可能であれば、この整備指針ですか、実態に合わせたものに見直していただきたいということを再度強く御要望申し上げたいと思います。  もう一点、次は日勤救急隊の導入であります。  日中等に需要が多い、救急車の出動が多い地域へ日勤救急隊を配置するということで、増大する救急需要への対策強化ということで、消防庁から令和七年の六月五日に日勤救急隊の導入検討についてというのが各都道府県に通知がされております。私の地元の甲府地区消防本部でも日勤救急隊を導入をいたしました。非常に重要なことだろうというふうに思っております。  しかし、この日勤救急隊を導入したということを踏まえて、国で推奨しているにもかかわらず、消防力の整備指針の充足率ですね、救急車の充足率、隊員の充足率、これがその充足率の算定に入らないということが指摘をされております。当然にして、日勤救急隊をやってくれという指示が消防庁の方から出されているにもかかわらず、日勤救急隊を導入したら、救急車の数も隊員の数もこの充足率に、算入に入らず、この隊員も、非常用救急車と計上されるため、実態調査の上、救急自動車としてカウントされないという話が出てきております。  大変矛盾しているというふうに思いますが、これは早急に私は見直しをするべきだと考えますが、消防庁の見解を伺いたいと思います。

田辺康彦 消防庁次長

○政府参考人(田辺康彦君) 委員御指摘のとおり、日勤救急隊については、救急隊員の多様な働き方に資することや増大する救急需要への対策強化と考えられるため、地域の実情に応じ導入を検討するよう令和七年六月に全国の消防本部に通知しており、令和七年八月一日時点の調査結果では全国七百二十の消防本部のうち百三十一本部において導入されております。  現在、消防力の整備指針においては、日勤救急隊は、二十四時間常時出動する部隊ではないことから、救急自動車の台数の算定上は非常用として扱っております。  消防庁では、昨年度、先ほど申し上げました消防本部における人員や車両等の実態調査を行ったところであり、この調査結果を踏まえ、今後、日勤救急隊を含め必要な検討を行ってまいります。

小沢雅仁 立憲民主・無所属

○小沢雅仁君 ありがとうございます。  是非、そういう隊員の働き方のニーズもある中で日勤救急隊ができているわけでありますので、是非、御検討いただけるということでありますけれど、隊員のモチベーションが上がるような見直しを是非お願いをして、この質問は終わりたいと思います。  さて、一番目の公職選挙法の抜本的見直しについて今日質問したいと思いますが、中身なんですね。  皆さんのお手元、資料の一ページ目を見てください。  今回も、二月八日に選挙が、衆議院選挙が行われたわけであります。私も、地元の候補者、山梨県の地元の候補者の応援をしておりましたけれど、いつも国政選挙などを、大きい選挙を迎えるといつも疑問に思うことがあるんですね。それが法定ビラに貼付する証紙の問題です、証紙の問題。これ、物すごい苦労、先生方皆さんされていますよね、物すごい苦労しますよね。  とりわけ今回は、解散から告示、選挙の期間があっという間に来たので、通常であれば、ここに書いてありますとおり、この表を見ていただきたいんですが、小選挙区で候補者七万枚、そして届出政党で四万枚ですから、普通、政党で公認で立候補すると十一万枚の法定ビラが配れることになります。あの小さい証紙、あれを十一万枚貼るというのは、全部手作業、当然手作業でやりますけれど、大変な苦労なんですね。  当然にして、今は期日前投票が翌日から始まって、できる限り多くの皆さんが期日前投票に行っていただいている状況にありますので、法定ビラも、例えば新聞折り込みに入れるとか、当然にして、在宅率が高い土曜日や日曜日の朝刊に法定ビラを入れるということを考えると、公示日、証紙が届いてからもう一気に、ボランティア、大勢のボランティアの皆さんのお手伝いをいただいて証紙貼りをやる、人海戦術ですね。  ですけど、これはやっぱり組織力があったり現職であったりした場合はそれなりにお手伝いをいただく方も確保しやすいんですけれど、例えば新人で立候補した、無所属、応援していただける方がなかなかいないとなると、もうあれなんですね、証紙をずっと貼る仕事が延々と続くわけなんですね。これはやっぱり選挙の公平さや機会平等という観点からも、私はこれはどうにかならないのかと常日頃思っておりまして、今日そういった観点で質問をさせていただきたいというふうに思います。  冒頭申し上げたとおりでありますけれど、今申し上げたとおり、立候補された方のその組織力の差や運動量の差に間違いなく直結をしてしまって、この資金力、資金力という言い方はおかしいかもしれませんけれど、組織力による不公正さをなくしていくという観点でも、私はこの証紙の貼付制度というのはやっぱり抜本的に見直していくべきだと、そういうふうに考えておりますけれど、まず、最初の観点で総務省の見解を伺いたいと思います。

長谷川孝 総務省自治行政局選挙部長

○政府参考人(長谷川孝君) 御答弁申し上げます。  選挙運動に関しましては、選挙の公正を確保するという観点などから、これまで国会における審議、また各党間の議論等を経まして一定のルールが設けられております。選挙運動用ビラに関しましても、御指摘のように、一定の頒布枚数の制限が設けられているところでございます。  この選挙運動用ビラに貼り付けることとされる証紙でございますけれども、こちらは、ビラの枚数が制限されていることに伴いましてその枚数を確認する趣旨であるというふうに承知をいたしております。  選挙運動用ビラにおける証紙の廃止についてでございますけれども、今申し上げましたように、制限されているビラの枚数につきまして、証紙を廃止した場合にどのような方法で確認するのかということにつきまして一定の課題があるというふうに承知いたしております。

小沢雅仁 立憲民主・無所属

○小沢雅仁君 今まではそれで、まあ仕方なくその貼付制度に従って貼っていたというふうに思うんですけれど、これだけデジタル化が進んで技術革新がどんどんどんどん進んでいる中で、私は一定程度違った手法でやることができると思うんですね。そして、例えば上限枚数とかいろんなことを管理する、公職選挙法に違反にならないように管理するという名目は十分にあるというふうに思いますけれど、私はもう見直していくべきだと思います。  そして、うっかりミス、例えば一枚一枚貼っても貼り漏らすということも十分あるわけでありまして、そうすれば、証紙の貼っていない法定ビラを配ってしまえばこれは公職選挙法違反になるわけなんですよね。二年以下の禁錮又は五十万円以下の罰金に処されるというふうになっているわけであります。是非、この公職選挙法第百四十二条が規定する法定ビラへの証紙は、本当に一枚一枚手で貼るという極めてアナログの手法と言わざるを得ないというふうに思います。  そこで、是非、そのデジタル化の推進をしていく観点で是非お願いをしたいというふうに思いますけれど、例えば、一定程度例えば供託金を納付をした候補者にデジタル証紙のデータを交付をして、最初から、法定ビラを印刷するときにその証紙に代わる許可番号というか認識法というか、そういったものを交付をして、最初から印刷に盛り込んでしまう。そうすれば、証紙を貼る莫大な労力はなくなるわけでありますし、今、当然にして、じゃ、上限ですね、上限の枚数をどういうふうに管理するかも、当然、発注書やそれと支払を済ませた領収書なるもので事後監査は十分できると思うんですね。  当然、収支報告、選挙が終わって収支報告書を提出する際の証拠書類として添付すればいいわけでありますし、それもまた、法定ビラの活用方法を考えてみると、大体、新聞の折り込み又は個人演説会での会場内での配布、そして遊説活動をしているときの、その街頭演説をしているときに周りの有権者の皆さんに配布すると、もう用途が限られているんですね。  また、広告業者の方も、新聞折り込みを受ける広告業者の方ももう慣れていますから、その上限の枚数って承知しているわけなんですよね、十分。ですから、その上限を超えるような法定ビラを例えば広告会社に持ち込んでも、それは広告会社が受け取りません。厳しくやっぱり広告会社が枚数管理を徹底をしているので、いろんな第三者のチェック機能というのが果たせると思うんです。  ですから、これは公職選挙法を変えなければならないんですけれど、私はこれは議員立法でやるべきものじゃないと思うんですね。やっぱり立候補をされた側のそういう事務負担の軽減をして、しっかりと選挙活動が公正公平にできるようにその時間をきちんと確保してあげるということも極めて重要ですし、デジタル技術を活用して証紙に代わるようなものを印刷物の中に最初から印刷をしてやるという意味では、これはやっぱり総務省の皆さんにしっかり考えていただいて、総務省自ら自発的に公職選挙法改正の法律を私は提出するべきだというふうに考えますけれど、もう一度総務省の見解を伺いたいと思います。

長谷川孝 総務省自治行政局選挙部長

○政府参考人(長谷川孝君) 御答弁申し上げます。  証紙の貼付けに関しましては、貼付け作業に人手を要して見直しが必要だといったような御意見があることはかねてから承知をしているところでございます。  一方で、今具体的な方法についても御指摘いただいたところでございますけれども、これまでもこの委員会ですとか、あるいは各党での議論の中でも、この証紙に代わる方法、あるいは、その証紙を廃止するのと併せまして、その枚数制限そのものを撤廃するといったようなことも含めて御議論があったものと承知をいたしております。  一方で、今もお話あった、御指摘ありましたようなナンバリングにつきましてですけれども、こちらにつきましては、同じ番号が付されたビラが仮にあった場合、これはどのように確認するのかといったようなこともございますし、その枚数の制限がある以上、その枚数の制限として合理的な方法といったようなものが必要になってくるというふうに考えております。  いずれにしましても、ビラの枚数制限に伴う事柄でもございますし、選挙運動の在り方に関わることでございますので、ビラの枚数制限の在り方を含めまして、各党各会派において御議論いただくべき事柄と考えております。

小沢雅仁 立憲民主・無所属

○小沢雅仁君 これを各党各派で議論する、いや、これを、証紙を貼るのを、一枚一枚貼るのをなくすということに、私、反対する人は誰もいないと思いますよ、物すごい労力が掛かっているわけでありますから。選挙部長、だって、貼ったことないでしょう。やったことないと思いますよ、当然にして。物すごい労力なんですよ。一回是非やっていただきたいと言いたいところなんですけれど、それは立場上できないでしょうから。安野さん、どうですか。そう思うでしょう。是非、安野さん、力貸してやってあげていただきたいと私は思います。  そこで、大臣に伺いたいと思いますが、今までのやり取りを踏まえて、是非大臣、見直しの方向をやっぱり検討していただきたいと思いますね。物すごいやっぱり大変なんですね。ですから、全部の小さい選挙の法定ビラまでそれをやってくれと私は言いませんけれど、少なくとも、この表で見たとおり、都道府県知事は十万枚から三十万枚なんですね。ですから、この都道府県知事の選挙から、衆議院選挙、参議院選挙を含めた国政選挙で、是非そういうデジタル化の推進の観点から、この貼付制度の抜本的な見直し、デジタル化を活用して、検討していただければできるはずなんです。  枚数管理も、先ほど私が申し上げたとおり、発注枚数や領収書の枚数などできちんと事後管理、収支報告書に記載をきちんと義務付けるなどすれば、それで選挙違反をしたらこれはもう罰せられるわけでありますので、是非そういう観点で見直しの方向で検討していただけるように、大臣、お考えを伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。

林芳正 総務大臣 自由民主党・無所属の会

○国務大臣(林芳正君) 確かにあのビラ貼るのは大変でして、証紙を貼るのはですね、ビラに。私も何度も一緒に貼ったことも最初の頃ありましたけれども。金や人手の掛からない選挙というのは、多様な人材、今委員がおっしゃっていただいたように、立候補しやすい環境整備に資する面、これはあるというふうに認識をしておるわけでございます。  選挙部長からお答えがありましたが、まず、枚数を制限するかしないか、この議論があるわけですね。制限をするということになった場合に、じゃ、どうやってそれを確かめるか、こういうことでございますので、何も貼付け絶対やめちゃいけないんだということではないんですが、今委員がおっしゃったような新しい技術を使って、じゃ、どういうふうにきちっと確認ができるのかと、こういうことではないかというふうに思っておりまして、まさにこの選挙運動の在り方に関わるわけでございますので、この今のルールも、いろんな検討しながら、枚数制限をする場合には今のように証紙を貼るか、それ以外があるか、枚数制限しない場合はどうかと、メリットとデメリットを比べながら、この国会における審議、そして各党間の議論経てこういうようなルールになってきているというふうに思います。  したがって、結論は、ちょっと恐縮なんですが、各党各会派においてしっかりと御議論いただくべきものと考えておるところでございます。

小沢雅仁 立憲民主・無所属

○小沢雅仁君 各党会派の議論ということですけれど、やっぱりその証紙を印刷する経費だとか、もういろいろあると思いますし、大臣言われたとおり、枚数の管理や上限設定を設けるか、私は上限設定はこのままでいいと思うんですよね。  ですから、その貼る部分だけ何とか軽減ができないかという今日はそのお願いでありますので、またこのことについては引き続き求めてまいりたいと思いますし、今日は多分先生方もこの部分については共有していただけるというふうに思いますので、引き続き求めることを申し上げ、もう時間になりますので、大規模林野火災についてはまた改めて機会を設けて質問させていただきたいと思います。  質問を終わります。ありがとうございました。

足立康史 国民民主党・新緑風会

○足立康史君 国民民主党の足立康史でございます。  私もちょっと選挙制度をやりたいと思うんですが、小沢先生、すばらしいですね。もう全く同感でありまして、各党各会派でもちろんいろいろ議員立法、選挙制度を決めていく、そのための衆議院でも参議院でもいろんな場が今動いております。  ただ、私も今、小沢先生の御指摘ごもっともだと思うのは、もう全てをその重たい場に持ち込む必要、僕はないと思うんですね。行政でできることはやったらいいし、それから総務委員会でもやりましょうよ。だから、私は総務委員会の理事会で主導して議論していったらいいと思います。全てを国対に委ねて国会全体で議論しなければ進まないなんという、もうそんな悠長なというか、暇じゃないんだから、みんな。だから、できることはつかさつかさでやっていく、私はそういう形を是非追求していきたいと思います。  国対政治というのは、私、個人的にはもう廃止を、余り言うと除名になるのでやめておきますけれども、国対政治はやっぱり変えていったらいいと思っているんですね。全ては本国に諮ると、そういうことじゃなくて、総務委員会が所掌している事案についてはもう現場でやっていく。  私、かつて衆議院の内閣委員会にいたときに、デジタル庁ができるときに様々なデジタル改革関連法案ができました。そのときに、当時、平将明前のデジタル大臣が与党の次席だったかな、にいらっしゃって、私が野党の次席か三席の理事でした。理事同士で、是非このデジタルは内閣委員会の理事会で修正協議しませんかと言ったら平さんが、さすが、やりましょうということで、実はその理事会で修正協議が始まって、実際にデジタル社会形成基本法の理念のところに、私も修正をさせていただいて、実現したこともありました。  だから、是非そういうことを、今日は神谷代表も、それから安野代表も、お二人の代表もいらっしゃいますから、是非総務委員会をそういうふうにしていきたいと私は提案をしておきたいと思います。  まず取り上げるのは、在外ネット投票でございます。  これは四月の二日、私と安野代表が深い連携の下、リレー質疑をさせていただきました。深いかどうかは安野さんはちょっと議論があるとおっしゃっていたわけでありますが、その安野さん、安野代表の、安野委員の質疑、大変感銘をしました。私がやって安野さんがやられたわけですけど、例えばその在外の郵便等投票とネット投票を比べたときに、ネット投票は立会人がいないからいろいろ問題だという議論があるが、それは郵便等投票も一緒だろうというふうに安野さんが言われて、そのとおりだよねと。まさに、私もそう思います。  その際に、長谷川選挙部長がちょっと得心のいかない付言をされました。だから一緒だよねという話の後に、その上で一点申し上げるとすれば、これは長谷川選挙部長ですね、郵便等投票の数と、在外のですね、在外の郵便等投票の数とネット投票の数、この両者の数について、全体の選挙における影響なども含めて御議論いただくべき論点はあるかなというふうに承知していると。私は、こんな論点聞いたことがなかったんですね。長谷川さん、これは論点ですか。

長谷川孝 総務省自治行政局選挙部長

○政府参考人(長谷川孝君) 御答弁申し上げます。  在外インターネット投票の導入につきましては、選挙の公正確保といった観点から、本来置くこととされております投票管理者、また立会人が不在の下で行われる投票方法を、現行の郵便等投票に加えまして新たに設けることになるものでございます。そういった観点から、選挙に与える影響について、選挙の公正確保の観点も含め各党各会派で十分に御議論いただくことが必要と考えておるということを申し上げたところでございます。  また、御指摘の答弁でございますけれども、このような今申し上げたような理解の下で、在外選挙インターネット投票を導入した場合、投票管理者や立会人が不在の下で投票する方が新たに生じるということが見込まれるであろうという点を、この各党における御議論の客観的な前提となるんじゃないかといったような趣旨で申し上げたものでございます。

足立康史 国民民主党・新緑風会

○足立康史君 いやいや、ありがとうございます、御答弁は分かります。客観的な何と、情報、(発言する者あり)前提、客観的な前提として言及したということですが、明確に部長は、各党各会派で議論するわけですね、その各党各会派でのその御議論をいただくべき論点だと言っているわけです。訂正した方がいいんじゃないですか。

長谷川孝 総務省自治行政局選挙部長

○政府参考人(長谷川孝君) 御答弁申し上げます。  総務省といたしましては、在外インターネット投票に関する事柄につきまして、お尋ねがあれば真摯に対応させていただいているところではございます。  一方で、各党各会派の御議論における論点を限定したり、また、御議論に対して評価を行うという立場には当然ながらございませんし、御指摘の答弁はそのような趣旨で申し上げたものではございません。言葉足らずの点につきましては、大変恐縮でございます。

足立康史 国民民主党・新緑風会

○足立康史君 ええ。だと思います。だから、今、そう訂正されたようなされていないような、よく分からないんですが。すなわち、御議論をいただくべき論点はあると、そういう例示をしながら、数ですよ、その投票の数も含めて、御議論いただくべき論点はあると、こうおっしゃったわけです。それは、申し訳ない、もう一回。それは、だから間違いですね。

長谷川孝 総務省自治行政局選挙部長

○政府参考人(長谷川孝君) 御答弁申し上げます。  繰り返しの点があるかもしれませんけれども、私が先ほど申し上げた趣旨は、在外インターネット投票、在外選挙インターネット投票を導入した場合に投票管理者や立会人が不在の下で投票する方が新たに生じるということが見込まれるという点、こういった点があるのではないかということを御質問に対してお答えしたということでございます。論点を設定するといったような趣旨のものではございませんので、その点御理解いただければ幸いでございます。

足立康史 国民民主党・新緑風会

○足立康史君 じゃ、過去にこういう論点を提起したことが行政府あるいは立法府でありましたか。

長谷川孝 総務省自治行政局選挙部長

○政府参考人(長谷川孝君) 御答弁申し上げます。  数といったような言い方については、このような答弁、そのままの答弁したこと、といったものがあるとは承知いたしておりませんが、投票管理者や立会人が不在の下で投票されるということが論点、論点といいますか、その実態としてあるであろうといったことは御指摘させていただいたことはございます。

足立康史 国民民主党・新緑風会

○足立康史君 これ大変重要な、部長、これ大変重要な問題で、ボーターサプレッションという用語があります。日本語では何と言うのかな、要は投票抑制ですよ。いや、だから、あたかも今の在外投票制度はもう在外の人は投票するなと言っているかのように思われる。少なくとも、さきの解散・総選挙の票数見てください。あれを見れば、予算委員会、NHKテレビ入りの予算委員会でも私は取り上げました。あたかも在外の日本人は寝ていてくれというぐらいの投票抑制効果が今の制度はあるわけです。  だから、その数を、百万人以上おられる日本人の中で三万ぐらい、三万行かないか、いうぐらいの方しか投票できていない中で、その数を、さすがにもう郵便投票が制度として崩壊をする、みんなそこにもう諦めの境地で、かつて頑張って郵便投票されていた方ももう嫌だと、もうできないといってどんどん数が減ってきている、そういう中で、ちゃんと参政権を、憲法上の権利を日本人に提供する議論をしているときに、選挙部長が、いやいや、新しく投票される方が増えるというか、そういうことで論点として提起したんですよ。違う違う違う、投票がどんどん減っているんです。いや、全体の数はいいですよ。総理は何か全体が増えたんだとかいって胸張っていましたけど、そういう問題じゃなくて、だから、いいですね、だから、それで、選挙部長ばっかりやっていてもあれか。  総務大臣にも一応通告しています。大臣、今のお聞きになっていて、だから、私はこれまでの総務省の選挙部のお取組は敬意を表します。様々な技術的な評価もされました。  今日、資料をお配りしていますが、これは私の私案でありますが、在外選挙におけるインターネット投票の迅速な導入に向けて課題がある。解決する手段はもう十分に整ってきている。あたかも前回の質疑で選挙部長がまだ論点があるかのようにおっしゃったけど、それはない、今、論点設定はしないと言っている。当たり前ですよ、おかしな論点設定しちゃいかぬですよ。むしろ、郵便投票制度が崩壊する中で、在外に、ここに書いてある、このブルーのところの、基本方針私案と書かせていただきました。在外選挙についてのみやればいいんですよ、国内の議論をしたら話がややこしくなるから。だから、在外選挙についてやる。  もう大臣、ここは、選挙部長いろいろおっしゃいましたが、我々理事会で頑張りますから、だから大臣も、それ、行政府から声援を送っているということで何か前向きにちょっと御答弁、ちょっとニュースになるぐらいの何かコメントをいただきたいと思います。

林芳正 総務大臣 自由民主党・無所属の会

○国務大臣(林芳正君) 今御議論聞いていまして、今までの郵便投票もそういう、この立会人がいないとかそういうことがあって、ただやっぱり郵便投票は在外投票に限っては認めようということだったので、そういうことがインターネットにも当然出てくると。聞かれて、何か話し合わなきゃいけないことはないのかと聞かれたので、こういうことはあり得ますと。  単に、このインターネットを認めるとたくさんの人が投票しちゃうから困るということでは決してないというのは御理解いただいていると思いますが、その上で、これ各党各会派で御議論いただくということは、そういうトレードオフは最終的には政治で御判断をいただかなきゃいかぬと、こういうことであると私は理解しておりますので、そういう意味でこの先生の私案も一つの案として皆さんで御議論をいただくと、これが大事だというふうに思っております。

足立康史 国民民主党・新緑風会

○足立康史君 しっかり参議院の総務委員会の理事会で安野さんと深い連携をしながら進めていきたい。必ず実現をしていきたい、それも迅速に実現していきたい、次の国政選挙までには実現をしていきたい、こう思います。  あと二つ、ちょっと議論をしておきたいと思います。  住民投票です。大都市法に基づく住民投票について、与党があたかも、例えば大阪の議論でいえば、指定都市、大阪市を廃止することを大阪市民の住民投票を経ずにできるかのような骨子案を公表されています。  そういう法制上の措置をとることは可能でしょうか。事務方で結構です。

小川康則 総務省自治行政局長

○政府参考人(小川康則君) お答えいたします。  大都市地域特別区設置法は、平成二十四年に議員立法によって成立しておりますけれども、当時の法案提出者による説明によりますと、関係市町村を廃止して特別区を設置するという統治機構の変更が、関係市町村における住民サービスの提供の在り方に大きく影響すること、特に指定都市が廃止される場合には、権限や税財源の面で縮減が生じ、通常の市町村合併以上に住民の生活等に大きな影響があると考えられることと、こういった観点から、関係市町村の単位で住民投票を行うということとされたものと承知をしております。  お尋ねいただいたように、新たな制度改正をするに当たりまして住民投票を不要とすることにつきまして、一般論として申し上げますと、こうしたこれまでの立法時の議論も踏まえつつ、新たに行おうとします制度改正の趣旨、目的に照らしまして、立法政策として判断するべきものと、このように考えておるところでございます。

足立康史 国民民主党・新緑風会

○足立康史君 いや、そのとおりですよ。趣旨によるんですよ。当たり前、私もよく理解しています、それは。私はもう十年来、住民投票制度について議論、研究をし尽くしてまいりましたので、今局長がおっしゃったとおりです。  ところが、私、今も事務所大阪にあります。大阪に戻ると、吉村さんとか、そこに斎藤アレックス政調会長も参加して、吉村さん、横山さんたちが、いや、法制局もいいと言った。いや、法制局はまあ議論をしてくださいよと。しかし、総務省もできると言ったと言っているんですよ。ちゃんとユーチューブで拡散されています。できると言っています。総務省ができると言ったと言っているんですよ。でも、趣旨によるんでしょう。  大臣、ここは、維新よくやるんです。総務省に聞くんですよ。だから、総務省は、一般論ではこういう、要は趣旨によりますよと。それを聞いた維新の会が、いや、総務省はいいと言ったと言うんですよ。  かつて私が維新を出ることになった原因になった衆議院の東京十五区補選。そこで、維新の会は、機関紙を朝早くから、ふだん配っていない態様で、態様って、形でそれを配りました。私は、それは選挙違反だからやめた方がいいんじゃないのと、少なくともボランティアの皆さんにリスクあるから、よく法令を理解してやってねと言っただけで、私は追い出されました。維新の会、よくやる。そのときに彼らは何と言ったか。私が異議を申し立てたら、いやいや、総務省がそうだと言っているんだと、大丈夫だと言っているんだと。いや、総務省は大丈夫だと言いません。一般論でしか言わないんですよ。当たり前でしょう、そんなこと。与党、よくそんなことでね、石井先生、やめておこう。  大臣、吉村さんが総務省のお墨付きを得たかのような発言をしている。これは吉村さんの誤解だと思うし、それが拡散されるのは誤報につながると思いますが、いかがですか。

林芳正 総務大臣 自由民主党・無所属の会

○国務大臣(林芳正君) 先ほど局長から答弁したとおりでございますが、この副首都構想に関する法律案の骨子案については、与党の協議体において取りまとめられたものと承知をしております。  総務省の関わりに関してですが、この協議体における検討過程におきまして、総務省に質疑応答対応ということで同席が求められましたほか、現行の大都市地域特別区設置法や地方自治法の考え方は事務方から説明してきたと、今局長が答弁したようなことですね、そういうふうに報告を受けております。

足立康史 国民民主党・新緑風会

○足立康史君 だから、維新の会はうそをついたら駄目ですよ。与党なんだから。ちょっと真面目にやってほしいと、こう思います。  さて、最後、もう時間ありませんが、都構想の住民投票、あるいは副首都の住民とかよく分からないんですが、統一選と同日にやりたいと代表が、維新代表が表明されています。どういう取扱いになるか、参考人で結構ですので、お願いします。

長谷川孝 総務省自治行政局選挙部長

○政府参考人(長谷川孝君) 御答弁申し上げます。  公職選挙法の規定によりまして、一定の選挙につきましては、選挙の期日の告示の日から選挙の当日までの間、政党その他の政治活動を行う団体は、確認団体である場合を除き、ビラの頒布やポスターの掲示等の一定の政治活動が禁止されております。  大都市地域特別設置法に基づく住民投票と公職選挙法との関係について申し上げますと、住民投票運動は、一般的には政治活動に該当するものと解されますが、公職選挙法の規定を適用しないこととする調整規定は特段設けられていないところでございます。  したがいまして、政党その他の政治活動を行う団体が行う住民投票運動につきましても、選挙期間中、公職選挙法の規定による制限を受けることとなると考えております。

足立康史 国民民主党・新緑風会

○足立康史君 分かりました。知事選挙が始まったら、知事選挙に候補者を出している確認団体しか住民投票運動できなくなるんですよ。それを狙っているんです。  大臣、法整備、我々また考えますが、同日選でやろうというのは、まさに住民投票の公正性を毀損すると思いますが、いかがですか。

林芳正 総務大臣 自由民主党・無所属の会

○国務大臣(林芳正君) 先ほど選挙部長が答弁したとおりでございまして、同日に行う場合は、政党その他の政治活動を行う団体が行う住民投票運動について、選挙期間中は公職選挙法の規定による制限を受けるということでございます。  この大都市地域特別区設置法における住民投票は、関係自治体の議会が特別区設置協定書を承認したことが特別区設置協議会に通知された日から六十日以内に行うこととされておりまして、具体的な投票の期日、これは、公職選挙法による制限のほか、投票の利便性等も総合的に考慮して、投票を実施する自治体の選挙管理委員会において御判断いただくべきものと考えております。

足立康史 国民民主党・新緑風会

○足立康史君 もう時間が来ましたので終わりますが、私は本当に、与党日本維新の会がそうした住民投票の公正さを確保する意思がもうないと、むしろ積極的に主要政党しか、特に維新の会プラスもう一つか二つぐらいしか運動ができないような所業を取るのであれば、それまでに我々は、立法府として責任を持って住民投票の公正さを守るための立法、これに取り組んでいくことをお誓いして、質問を終わります。  ありがとうございます。

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) ただいまの足立君の発言中に不穏当な言辞があったとの御指摘がありました。  委員長といたしましては、後刻速記録を調査の上、適当な処置をとることといたします。

宮崎勝 公明党

○宮崎勝君 公明党の宮崎勝です。  ちょっと質問の順番を変えさせていただきまして、まず二問目の社会福祉施設等の水害時の垂直避難について御質問させていただきたいと思います。  これから出水期を迎えるに当たりまして、やはり水害等も多発するのではないかと危惧をしております。そうした際に、やはり社会福祉施設等の垂直避難を考えておくということは大変重要ではないかという問題意識で質問させていただきたいと思います。  令和二年七月の熊本豪雨により球磨川が氾濫して、球磨村の特別養護老人ホーム千寿園では八十代から九十九歳の入居者十四人が命を落とすという痛ましい事故がございました。七月四日午前七時に冷たい濁流が一階のドアを押し開けて、渡り廊下のガラスを破って一気に建物内に流れ込んだということであります。遺族側は、球磨川の支流が危険な状況なのは見て分かっていたのに、安全な場所に避難させなかったことで十四人が亡くなったと訴えており、現在も裁判が続いております。  私も当時、現地を視察させていただきました。そのとき、必要性、重要性を痛感したのが垂直避難ということであります。水害時に上方向に、これ二階以上の建物の場合ということですけれども、水害時に上方向に逃げるという計画、仕組みがあれば、そのための設備があれば助かっていたかもしれない命でございます。  全国老人福祉施設協議会が特別養護老人ホーム千五十四施設を対象に行ったアンケートがございます。施設に設置されている避難器具を尋ねたところ、避難用滑り台、救助袋、避難はしごが上位でした。これらは全て消防法が定める避難器具であります。  しかし、施設が希望する福祉避難器具として挙げたのは全く別のものでありました。車椅子に乗った状態でも乗降できる避難器具、階段で利用者を運ぶ際の道具、全く動けない重度要介護者が安全に避難できるようなもの、つまり可搬型階段昇降機や移動式担架といった器具であります。言い換えれば、消防法が義務付けている器具と現場が必要としている器具がかみ合っておりません。  消防法の避難器具は、避難者が自力で操作することが前提です。しかし、要介護者は自力で操作できません。現行の消防法は健常者を前提に設計されており、要配慮者が存在する福祉施設の現実を十分に反映していないのではないかと、このような問題意識から質問をさせていただきたいと思います。  まず、この令和二年七月豪雨において福祉施設で多数の高齢者が犠牲となりました。こうした施設で垂直避難、すなわち上の階への避難が有効な手段であることは、厚労省のガイドライン、国交省の手引き等でも認められております。消防庁は、水害時における垂直避難の必要性をどのように認識されていますでしょうか。また、消防法施行令第二十五条に定める避難器具は、全て下方向への脱出を前提としたものであります。水害時に上階へ避難するための設備、階段昇降機などは消防法上どのように位置付けられているのか、また、そうした設備の整備を義務付ける規定が存在するのか、お答えいただきたいと思います。

田辺康彦 消防庁次長

○政府参考人(田辺康彦君) 消防庁においては、社会福祉施設等の要配慮者利用施設における避難確保に関する取組として、平成三十一年三月に内閣府、国土交通省ほか関係省庁とともに避難に関する計画作成の事例集を作成したほか、令和三年三月には、令和二年七月の豪雨災害を受け、消防庁もオブザーバーで参加した検討会において避難の実効性を高める方策を取りまとめました。  この方策においては、確実に難を逃れるには立ち退き避難が望ましいこと、屋内の垂直避難には、浸水しない居室がある等一定の条件が確認できる場合に有効であることなどを避難の実効性を確保するための留意点として整理しており、これらの点は令和三年六月に国土交通省、厚生労働省ほか関係省庁との連名により地方公共団体に対し通知しているところです。  一方、消防法においては、主に火災予防上の観点から、火災時等に階段等で避難することが困難となった場合に備えて、建物の用途や規模などの状況に応じて、避難はしごや救助袋などの地上に避難するための器具の設置が義務付けられています。このため、御指摘のような水害時における地上階から上階への避難を想定した設備の整備については、消防法においては義務付けられておりません。

宮崎勝 公明党

○宮崎勝君 消防法では義務付けられていないということでありますが、それでは水防法を所管する国交省にお伺いいたしますけれども、水防法での水害時垂直避難について、どのような位置付けとなっておりますでしょうか。垂直避難を可能にする設備の設置義務は含まれているでしょうか。一応お尋ねしたいと思います。

中井淳一 国土交通省水管理・国土保全局次長

○政府参考人(中井淳一君) お答えいたします。  水防法では、浸水想定区域内にある社会福祉施設などの要配慮者利用施設で、市町村地域防災計画に位置付けられたものの所有者又は管理者に対し施設利用者の円滑かつ迅速な避難の確保を図るための計画の作成を義務付けております。  国交省では、この避難確保計画の作成・活用の手引きを作成しており、その中で、避難先の考え方としては、浸水想定区域内にある施設を離れ、浸水想定区域外の避難先に避難する立ち退き避難を避難行動の基本としております。  一方、浸水想定区域内にある施設であっても、浸水深より高い階に移動することによって施設利用者の安全を確保することが可能な場合には、当該施設内にとどまって避難する屋内安全確保の選択も可能としております。この屋内安全確保は、施設自体は浸水想定区域内にあり浸水するおそれがあるため、想定浸水深や浸水継続時間、建物の構造や階数等を平時から確認しつつ、施設が家屋の倒壊、流失をもたらすような氾濫が想定される区域外であること、施設内に浸水しない居室があること、一定時間浸水することにより電気、ガス等が使用できない状況になっても支障を来さないことに留意した上で可否を判断していただくこととしております。  また、水防法には、この屋内安全確保を可能にする設備の設置を義務付ける規定はございません。

宮崎勝 公明党

○宮崎勝君 設置義務というのは含まれていないということでありますが、もう一つ、訓練が大事だということであります。  令和元年東日本台風において、私の地元埼玉県にある特別養護老人ホーム川越キングス・ガーデンでは、近くを流れる河川の氾濫で一階部分が水没をいたしましたが、水害を想定した避難訓練に基づく適切な対応によって人的被害を出さずに避難を完了いたしました。この事例は、単なる設備の有無ではなく、日頃の訓練こそが入所者の命を守る決定的な要素であることを示しております。  一方で、現場からは、火災想定に偏った訓練であるとか、実動を伴わない形式的な訓練、夜間や少人数の体制を想定していないといった課題も指摘されております。特に、水害時には外への避難ではなく上階への垂直避難が必要となりますが、こうした訓練が十分に行われているとは言い難い状況であります。  そこでお伺いいたしますが、現在の避難訓練の実施状況について、実効性の観点からどのように評価しているのか、政府の認識を伺いたいと思います。

中井淳一 国土交通省水管理・国土保全局次長

○政府参考人(中井淳一君) お答えいたします。  水防法で洪水の避難訓練の実施が義務付けられた要配慮者利用施設において、令和六年度は全体の約四割に当たる約五万二千施設で避難訓練を実施しています。避難の実効性を確保するためには、対象となる全施設において年一回以上の避難訓練を定期的に行う必要があると考えております。  避難訓練を実施する内の主な課題としては、少人数体制での訓練が難しい、時間が確保できない、避難訓練のやり方が分からないといったことを認識しております。こうした課題を踏まえ、訓練の実施促進につながるよう、国土交通省では、委員御指摘の川越キングス・ガーデンの事例のように、避難訓練の実施により実際の洪水時に円滑な避難ができた好事例を取りまとめ自治体等に周知するとともに、要配慮者利用施設の職員向けに訓練の具体的な実施方法等に関するe―ラーニング教材の公開などにも取り組んでおります。また、洪水や津波等の避難訓練を効果的に実施している施設に対し、訓練を行う際の工夫、留意点についてヒアリングを行い、避難訓練の取組事例集として取りまとめ、令和八年三月に自治体等に周知したところです。  国土交通省としては、今後とも、避難訓練の実施が一層促進されるよう、関係省庁とも連携し、要配慮者利用施設や自治体を支援してまいります。

宮崎勝 公明党

○宮崎勝君 今国交省から答弁ありましたけれども、水防法、土砂災害防止法、津波防災地域づくりに関する法律はいずれも国土交通省の所管でございます。火災についての所管は消防庁、それ以外の自然災害については国交省となりますが、いずれの災害においても真っ先に現場に駆け付け、救助に当たるのは消防の皆さんであります。水害救助に真正面から向き合っておられるのが消防であるにもかかわらず、水害時の避難、救助に必要な垂直避難設備の整備は他省庁の所管として関与していないということに違和感をちょっと覚えるところであります。事後の救助のみでなく、事前の環境整備においても、現場から得られた知見を生かして、消防庁としてリーダーシップを発揮していただきたいというふうに考えます。  そこで、まず厚労省から社会福祉施設等における環境整備の状況を伺った上で、この消防のリーダーシップについて林総務大臣からの御見解をいただければと思います。

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) まず、厚生労働省林審議官。

林俊宏 厚生労働省大臣官房審議官

○政府参考人(林俊宏君) お答え申し上げます。  高齢者施設等を始めとする福祉施設における水害対策は非常に重要な課題であります。このため、垂直避難に有効な設備の設置、施設内における垂直避難場所の確保など、必要に応じて進めていく必要があると認識しております。  御指摘ございました令和二年の七月豪雨災害における特別養護老人ホームでの被害も踏まえまして、厚生労働省では令和二年度補正予算から、高齢者施設等が垂直避難用のエレベーター、スロープ、避難スペースなどを設置する際の整備費の補助を行っております。  また、令和三年度の報酬改定の際に、高齢者施設等に対しては水害等の災害時も含めた業務継続計画、いわゆるBCPの策定、あるいは定期的な研修、訓練の実施というのを義務付けておりまして、BCP策定のガイドラインにおいても津波や水害などの際の垂直避難の方策について検討するように求めているところでございます。  引き続き、昨年六月に閣議決定されました第一次国土強靱化実施中期計画などに基づきまして、関係省庁とも緊密に連携しつつ、高齢者施設等における水害対策に取り組んでまいります。

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 次に、林総務大臣。

林芳正 総務大臣 自由民主党・無所属の会

○国務大臣(林芳正君) 今委員がおっしゃったように、この社会福祉施設等の要配慮者利用施設における入所者の避難の実効性、これを確保して犠牲者を発生させないということは重要であると考えております。  消防庁としても、円滑かつ迅速な垂直避難に必要となる、浸水しない高さに避難スペースがあること、エレベーターやスロープ等の避難設備を有効性を考慮した上で設置することなど、避難の実効性を確保するための留意点について関係省庁との連名で地方公共団体に通知をしておりまして、施設管理者における取組を消防庁としても推進をしておるところでございます。こうした取組は、国土交通省そして厚生労働省など、関係省庁と連携して取り組むことが重要であると考えております。  消防庁としても、引き続き、関係省庁との情報共有、これを密にしながら、要配慮者利用施設における避難の実効性確保、これにしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

宮崎勝 公明党

○宮崎勝君 是非お願いしたいと思います。  もう一つ、消防の関わりということでもう一問させてもらいたいと思うんですが、垂直避難設備を製造、輸入する事業者で構成される、階段避難車、シャというのは車ですけれども、階段避難車安全推進協議会によると、ここ最近、階段昇降機は水害対策に意識の高い荒川区の公共施設や中央区のタワーマンション等で導入が進んでいるということであります。あわせて、一般企業におけるBCPの策定が進んでいる中で、民間企業での導入も進んでいるそうであります。それも大切なことですが、一方で多くの要配慮者が利用する社会福祉施設での導入が進んでおりません。  福祉施設における水害時の上方避難、垂直避難を実効性あるものにするために、消防法又は関連省令に浸水想定区域内の要配慮者施設への昇降設備整備基準、訓練義務を明記することを検討すべきではないかと考えますけれども、再度消防庁としての御見解を伺いたいと思います。

田辺康彦 消防庁次長

○政府参考人(田辺康彦君) 消防法においては、主に火災予防上の観点から、火災時等に階段等で避難することが困難となった場合に備えて、建物の用途や規模などの状況に応じて、地上に避難するための器具の設置が義務付けられています。  一方、水防法においては、水害時の避難に関して福祉施設等の要配慮者施設の避難確保計画の作成と訓練の実施が義務付けられ、その避難確保計画の中には洪水時等の避難の確保を図るための施設の整備に関する事項を定めることとされております。  また、厚生労働省においては、高齢者施設等が垂直避難用のエレベーター、スロープなどを設置する際の整備費の補助を行っているところです。  消防庁といたしましては、引き続き、国土交通省、厚生労働省等の関係省庁と連携し、要配慮者利用施設における水害時の避難の実効性確保について取り組んでまいります。

宮崎勝 公明党

○宮崎勝君 是非やっぱり消防としてもしっかりとしたリーダーシップを発揮していただいて、まずは、特定の商品を普及するということではなくて、要配慮者の命を守ると、そういう法的な枠組みを整えていただきたいと、こういう思いでおりますので、是非、引き続きこの問題を取り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  残りの時間僅かではありますけれども、以前質問できなかったことをまず質問させてもらえればと思いますが、政治資金収支報告書に係る寄附金控除証明書の電子化という問題について質問させていただきます。  改正政治資金規正法により、国会議員関係政治団体については令和九年一月一日以降に提出する収支報告書等からオンラインによる提出が義務付けられることとなりました。  それに先立ち、一昨年三月の内閣委員会において、政治団体に対する寄附金の控除証明書が紙のみの運用となっており、電子化すべきではないかと質問をいたしました。これは、寄附をしてくださった有権者の利便性向上を図り、もって国民の政治参加を促進するため、時代に合った改革をすべきとの考えから提案したところであります。当時の質疑では、控除証明書に選挙管理委員会の印が必要であることが他の控除証明書と異なる部分であることを指摘して、国税庁、総務省に事実関係と改革への方向性を確認させていただきました。  所管する総務省からは、システムの改修が必要と考えられるが、国税庁と連携して課題の整理をしていくとの答弁が当時あったわけでありますが、質問から二年余りが経過した現在の検討状況と今後のシステム改修のスケジュールについて伺います。

長谷川孝 総務省自治行政局選挙部長

○政府参考人(長谷川孝君) 御答弁申し上げます。  寄附金控除書類の電子化の実現のためには、さきにも御答弁したとおり、総務省と国税庁の双方によるシステム改修等が必要となります。  総務省の政治資金システムにつきましては、現在、令和六年の政治資金規正法改正に伴う改修作業に加えまして、ガバメントクラウドへの移行作業や収支報告等データベースの新規構築作業に同時並行で取り組んでいるところでございまして、まずは令和八年度、九年度にかけましてこれらの作業を着実に実施していく必要があります。  その上で、寄附金控除書類を電子化する場合には、政治資金システム上で総務大臣等が電子署名を行う機能をどのように構築するか、また、総務大臣等が電子署名を付した寄附金控除書類を寄附者にどのように交付するのかといった点などについても今後検討を深めていく必要があると考えております。  さらに、現在の租税特別措置法等の規定やe―Taxの基本的な仕組みを前提といたしますと、寄附金控除の手続をe―Taxで完結するためには確定申告の期限である三月十五日までに総務大臣等が電子署名を付した寄附金控除書類が必要となりますが、その前提となる政治資金収支報告書の提出期限は、政治資金規正法上、国会議員関係政治団体については五月末、それ以外の政治団体については三月末とされておりまして、多くの場合が確定申告の期限に間に合わないという課題がございます。  総務省といたしましては、今申し上げたようなシステム改修等を行う場合の技術的、実務的な課題につきまして、費用対効果も含めまして、引き続き国税庁と連携して課題の整理をしてまいりたいと考えております。

宮崎勝 公明党

○宮崎勝君 引き続き課題の整理ということでございます。  もう一つ、私、これは他の政治資金規正法の改革と組み合わせることで、時間が参りましたので、それでは是非、この不正、寄附金控除に係る不正の問題もございまして、これは是非防ぐためにもこうした改革が必要ではないかというふうに思っておりますので、引き続きこの問題は取り上げさせていただきます。  どうもありがとうございます。終わります。

中田優子 参政党

○中田優子君 参政党の中田優子でございます。本日も質問の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。  本日は、地域の活性化についてお伺いをしていきたいと思います。  日本における過疎化は、単に地方経済の問題にとどまらず、国土の防災力や安全保障にも影響を及ぼしかねない大きな課題であります。  そこで、まず大臣にお伺いをしていきます。少子化や高齢化、そして東京一極集中による地域の衰退、過疎化は現在進行形の問題でございます。総務省の地域活性化に対する現状の認識をお答えをお願いいたします。

林芳正 総務大臣 自由民主党・無所属の会

○国務大臣(林芳正君) 今お話がありましたように、この少子化や東京一極集中によりまして、特に人口減少、過疎化が進む地方において、地域の産業、伝統文化やコミュニティーの衰退ですとか、様々な分野での担い手不足が一層進行する、さらには医療や交通、教育といった生活に必要なサービスの維持やインフラ管理の困難と、こうした喫緊の課題があるものと認識をしております。  総務省では、地域が自ら創意工夫をしながら人材確保や経済振興に取り組むことができるよう、様々な政策を展開をしてきております。  具体的に少し申し上げますと、地方への人の流れを創出するため、地域おこし協力隊ですとか地域活性化起業人の取組、また、地域経済の好循環を実現するため、ローカル一万プロジェクトというのを推進をしております。そして、関係人口の拡大に向けたふるさと住民登録制度の創設に向けた対応、こうしたことを進めてきております。  また、人口急減地域における地域づくり人材を確保して、言わば人材のシェアを行う制度である特定地域づくり事業協同組合ですとか、地域の多様な主体が連携して地域コミュニティーの維持を図り、地域の暮らしを守る地域運営組織など、様々な政策に取り組んできております。  今後も、地域の声に丁寧に耳を傾けつつ、これらの取組を着実に推進してまいりたいと考えております。

中田優子 参政党

○中田優子君 ありがとうございます。  様々な課題がある中での施策というところで、例えば、ふるさと納税制度につきましては多くの国民が知るメジャーな制度となりました。現状の日本における地域活性化のためには、こういった全国に普及する、そして突出した有効な施策が新たに必要である、そう考えております。  そこで可能性を秘めているのが、今おっしゃっていただきました地域おこし協力隊であると考えております。今回は、どうすれば当制度がブレークスルーが可能となるのか、そしてどこをどのように改善すべきか、こういったところを提案しながら建設的な議論を進めてまいりたいと思います。そして、政府はこの地域おこし協力隊をどのように意義付け、評価をされているのでしょうか、再度、林総務大臣にお伺いいたします。

林芳正 総務大臣 自由民主党・無所属の会

○国務大臣(林芳正君) この地域おこし協力隊でございますが、都市部の人材が過疎地域等の条件不利地域に一定期間住んでいただいて、地域の実情に即した多様な地域課題に取り組む仕組みとして創設されました。令和六年度には全国各地で約八千名の方々が活動されておられます。また、任期が終わった後におよそ七割の方がその地域に定住するということになっております。  地域おこし協力隊の方々とは、私も地方出張の際に方々でお会いをしてきたところでございますが、人口減少や高齢化等に直面している地方において地域課題の解決や地域活性化が図られるとともに、地方で暮らし働きたい都市住民のニーズにもつなげられる効果的な取組であると評価をしております。棚田の保存をやっている協議会というところに行きました。会長さんからは、この協力隊の皆さんでこれ支えていただいているので是非やめないでほしいと、こういう要望もいただいたところでございます。  我々としては、この隊員数、今八千人と申し上げましたけれども、約八千名と申し上げましたが、これを一万人に増やしたいということを目標としております。制度の周知ですとか募集などの情報発信、また受入れ自治体、隊員に対するサポートなどを通じまして、地域おこし協力隊の更なる拡大が図られますようにしっかりと取り組んでまいりますので、是非委員の御支援もいただければと思います。

中田優子 参政党

○中田優子君 ありがとうございます。  ただいまの隊員数が約八千人というところで、当初、十七年ほど前は三十一名から始まったこの制度がここまで拡大している背景には、やはり地方のニーズがそれだけあったということの表れだと思います。  しかし、隊員数の更なる増加に伸び悩んでいるというところは、やはり何かしらの障壁があるのだと考えられます。この障壁を乗り越えることが当制度をより一層飛躍し、そしてブレークスルーするために必要であると考えております。  一般論から見ますと、まず隊員の処遇の面が考えられます。地域おこし協力隊の隊員という位置付けは、恒久的な雇用を担保しているものではなく、各自治体の判断により会計年度任用職員として任用する雇用型、業務委託契約により活動をする委託型など、地域の実情に応じた形で運用されていると承知をしております。  過疎地域における人材確保をより進めていく観点からお伺いをしていきます。この地域おこし協力隊の身分の安定化や待遇改善を図るお考えはあるのでしょうか。

恩田馨 総務省大臣官房地域力創造審議官

○政府参考人(恩田馨君) 地域おこし協力隊の隊員の任用形態でございますけれども、地域の実情に応じましてそれぞれの自治体において適切に判断されるものと考えておりますけれども、いずれの任用の形態を問わず、私どもの方からは、活動の実態に即して労働関係法令を遵守するよう自治体に対して助言をしているところでございます。  また、報償費等に係ります特別交付税措置の上限額でございますけれども、令和元年度には二百万円でございましたが、令和七年度には三百五十万円と、これまで段階的に引上げを図ってきたところでございます。  加えまして、令和八年度から、地域協力活動として地場産業等に従事する隊員につきましては任期を三年から五年とする特例を設けるような形も図ったところでございます。  引き続きまして、自治体の隊員の皆様の声や現場の実態を踏まえて、必要に応じて活動環境の充実を図ってまいります。

中田優子 参政党

○中田優子君 様々な対応措置をとられているということでして、こういった国の主な役目としましては、今おっしゃっていただいた特別交付税措置等で財政支援を行う、そして地方自治体の役割としては、事業主体として隊員の処遇の改善等を図り、また隊員の増強を目指していることかと思います。それでもなお現状の目標数に達していないというところは、事業主体である地方自治体の隊員募集、そして、隊員育成のノウハウが整っていない若しくは整えるための国のこういった支援制度がまだ不十分であるということが考えられます。  ちょっと問いの四は割愛させていただきまして、次に五番目に移らせていただきます。  今の各地域への地域おこし協力隊の更なる呼び込みとその地域の定着、そして定住を進める観点から、協力隊のサポートを実施する専任の職員を各自治体ごとに配置できる体制が必要であると考えております。また、非常に優秀な協力隊員が出てきた際には、任期終了後に協力隊員のサポートを行う専任の職員として、新たな隊員がその地域に定着するための支援を担っていただき、協力隊員の人員の拡大、そしてその自治体での協力業務の拡大に寄与できる、こういった制度が必要であると考えますが、現状、このような取組や制度はあるのでしょうか。

恩田馨 総務省大臣官房地域力創造審議官

○政府参考人(恩田馨君) 自治体におきましては、地域おこし協力隊の取組を進めております部署に担当職員を置きまして、現役隊員のサポートを実施しているものと認識しております。ただ一方で、特に小規模な自治体におきましては、職員全体の確保が難しいということもございますので、手厚い職員配置の体制を組むということが難しいという声も伺っているところでございます。  委員の御提案につきましては、そのようなケースがあればサポート体制としてとても望ましい姿だというふうに思っておるところでございますが、一方で、任期終了後の隊員の進路につきましては、起業とか事業承継や就農など、地域で多様な形の活躍を目指す隊員が多いのが実態でございます。そういった実態も踏まえますと、多くの自治体でそのような体制を取ることというのはそんなに簡単ではないというふうに考えておるところでございます。  そのような中で、隊員経験者のうち知見の豊富な方につきましては、隊員や自治体からの相談対応や助言等を行いますサポートデスクや、現役隊員、自治体双方への支援を行う都道府県ネットワークや全国ネットワーク、こういったところで担い手として活躍をしていただくようにお願いをしているところでございます。  引き続きまして、地域の実情、隊員のニーズを踏まえまして、協力隊のサポートが適切に行えるようしっかりと後押しをしてまいりたいと考えております。

中田優子 参政党

○中田優子君 今おっしゃっていただきましたサポートデスク、そして都道府県ネットワーク、こういった制度も実際に多く活用されていると認識しております。  ただ、こういった雇用形態に関しましてはそのほとんどが業務委託契約であるとお伺いをしております。更なる拡大を目指していくためには、やはり専属で従事をして、そして協力隊員を自治体に募集、伴走できる体制を整える、そういったことが必要であると考えております。専従者を自治体が採用した場合に、そこにまた更に特別交付税措置を行う、こういった手法も取れるのではないかと考えております。  続きまして、現在の取組であるこの都道府県ネットワーク等の制度は更に拡充をしていただきたい。そして、その一方で、これらはやはり外部支援によるものでございます。自治体内部の実際の支援として、協力隊サポートのための先ほどからお伝えしております専任職員の御検討も進めていただき、そしてこの外部支援と内部支援、この両方を組み合わせた上で車の両輪のように機能をしていただきたいと考えますが、当スキームは御検討可能でしょうか。

恩田馨 総務省大臣官房地域力創造審議官

○政府参考人(恩田馨君) 委員御指摘のとおり、行政内部での支援を充実させるとともに、都道府県ネットワーク等外部からの支援を活用して相互に補完する体制を構築するということは重要であるというふうに考えてございます。  このため、自治体におきましては、協力隊の取組を推進する企画部門に加えまして、できるだけ活動内容に関係する事業部署の職員が連携して支援していただけるように、各研修会等を通じて自治体については周知をしておるところでございます。  引き続き、自治体内部と外部の連携を促進し、隊員へのサポート体制が充実するよう、必要な助言、支援を行ってまいります。

中田優子 参政党

○中田優子君 ありがとうございます。  現状の地域おこし協力隊の事業主体はあくまで地方自治体でありますが、それは地域のニーズを反映した形での運用を目的としている、こういったことは理解をしております。また、都道府県ネットワーク等を始めとするこういったものの拡大で、自治体が更に運用しやすい体制をつくることに関しても継続して必要であります。  ただ、全てをこういった形で、地方自治体の主導で進めていくことにも限界がございます。自治体間での条件格差による隊員の取り合いや、予算や本制度を運用するための人員、そしてノウハウ不足など、本当に必要としている自治体にまで行き届かないというような課題もございます。  こういったことで、地域の衰退は日本の衰退でもあり、地域の活性化が安全保障へとつながり、ひいては国の守りへとつながると考えております。したがって、現状を打破し、本気で地域活性化を目指すためにも、自治体主導の本制度と併せて、やはり国が主導する事業を両輪で取り組む必要が、こういった必要性があると考えております。  そして、ここでちょっと大臣の最後の御質問をさせていただきたいと思います。人口減少や過疎化が深刻な地域、そして国防、防災上重要な地域においては、短期の任用にとどまらず、そしてより長期的に地域に根差す人材の確保が重要であると考えます。地域おこし協力隊とは別枠若しくはその発展系として、国が直接人材を雇用し、そして自治体と連携をしながら、こういった過疎地域や国防、そして防災上重要な地域に人材を派遣する、こういった仕組みを創設することにつきまして、少し大臣の所管を超える形となってしまいますが、こういった課題大変重要に思っておりますので、是非とも、感想でも結構です、大臣の御所見をお願いできますでしょうか。

林芳正 総務大臣 自由民主党・無所属の会

○国務大臣(林芳正君) 長期的に地域に根差す人材の確保、これは委員がおっしゃったように、重要であるということは私も全く共感をするところでございます。  石破内閣の頃に、公務員の方を、行き先を御希望を聞きながら募集して、たしか週末に、休日を使ってという形だったと思いますが、各都市や地域に行っていただくということをやったことがございまして、非常に有意義だったなというふうに考えておりまして、いろいろな取組これまでもやってきているところでございます。  国防ということになりますと所管を超えますし、また国家公務員の任用、配置ということになりますと私の所管を超えるわけでございますので、そこはちょっとお答えすることは難しいわけですが、これまでも先ほど申し上げた長期的に地域に根差す人材をどうやって確保していくかというのは取り組んできた問題ですので、引き続きしっかりと考えていきたいと思っております。

中田優子 参政党

○中田優子君 所管外がちょっと入りましたけれども、お答えをいただきましてありがとうございます。  また、先ほどの地域の課題につきましても、やはり現場に出向いて現場のお声を聞いて、そういった中で、実態を踏まえた中で政策を考えていくということが大前提であり、地方ではその課題、いろんな問題も様々でありまして、そういったところに向き合っていく中で実体と実効性のある政策を共に進めていきたいと思います。  また、地域活性化につきましては、大前提として、まず大都市圏の人口集中を是正、そして地域の格差、こういったところも是正をする、そして共に日本国民が自分の生まれた故郷を大切に思う、そして自らが望む、そういった望んだ地域で安全、安心かつ豊かに暮らしていく、そういったことが大切であると思っておりますので、引き続き、地域と協力し、地方と協力し、いま一度国を挙げてこういった施策に取り組んでいただけたらと思います。  少し早いですが、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

伊波洋一 沖縄の風

○伊波洋一君 ハイサイ、沖縄の風の伊波洋一です。  前回に引き続き、国民保護法に基づく沖縄県の先島五市町村からの島外避難について伺います。  二〇二六年一月二十九日の令和七年度沖縄県国民保護共同図上訓練に引き続いて、鹿児島県でも、配付資料①のように、今年二月三日に、令和六年度に引き続き、令和七年度鹿児島県国民保護共同実動・図上訓練が実施されています。  四月二日の総務省の答弁によれば、令和六年度の訓練は沖永良部島から、令和七年度の訓練は徳之島、与論島から、それぞれ住民を鹿児島県本土へ避難させる想定で、政府機関としては消防庁や陸上自衛隊、海上保安本部などが参加したということです。  令和六年度の鹿児島県訓練では、「政府は沖縄県及び奄美群島の住民を域外へ避難させる必要性があると判断」となっていましたが、令和七年度の鹿児島県訓練では、「政府は奄美群島の住民を九州本土へ避難させる」と、沖縄県が想定から外されていました。令和七年度の鹿児島県訓練の想定では沖縄県を外したのはなぜでしょうか。

田辺康彦 消防庁次長

○政府参考人(田辺康彦君) 鹿児島県の訓練は、県が訓練を企画するいわゆる県主導訓練であり、訓練の想定は鹿児島県において定めておりますので、詳細は承知しておりませんが、いずれにしても、訓練を実施する上での仮定の想定と認識しているところでございます。

伊波洋一 沖縄の風

○伊波洋一君 改めて、政府が奄美群島と先島諸島を島外避難とする一方で、地理的にその中間に位置する沖縄島は屋内避難とすることにどのような合理的な理由があるのですか。

笹野健 内閣官房内閣審議官

○政府参考人(笹野健君) お答え申し上げます。  令和六年度、七年度に実施されました鹿児島県訓練は、県が訓練を企画するいわゆる県主導訓練でございまして、訓練の想定は鹿児島県において定めたものと承知をしてございます。  鹿児島県訓練におきましては、奄美群島を域外避難とする想定が置かれた理由、これは万が一の際、離島住民の避難に当たりまして島外に避難していただく場合、輸送手段に大きな制約があるため、関係地方自治体が平素から検討、訓練に取り組むこととされたと伺ってございます。この訓練におきます奄美群島を域外避難とする設定は、鹿児島県において訓練の目的に沿って設定された仮定の想定であると認識をしてございます。  一方、沖縄県訓練におきましては、先島諸島については広域避難、沖縄本島については屋内避難という訓練上の想定を設定してございます。沖縄県訓練では、先島諸島からの広域避難について検討しておりますが、これは先島五市町村の意向、輸送手段の確保など、避難の困難性がより高いことから、沖縄県、先島五市町村と協議をしまして、まずは沖縄本島や本土から遠距離である先島諸島の避難について優先的に検討することとなったものでございます。沖縄本島についての想定につきましても、同様に、訓練上の検討事項として、まずは先島諸島の避難について優先的に検討するという目的に沿って設定したものでございます。

伊波洋一 沖縄の風

○伊波洋一君 鹿児島県訓練は、「奄美大島以南が某国の攻撃目標になり得るとの防衛省等による分析の結果に基づき、政府は奄美群島の住民を九州本土へ避難させる必要性を判断した。」という設定で、与論島、沖永良部島、喜界島、徳之島、奄美大島から成る奄美群島の全ての住民十万人を五日から十四日掛けて鹿児島県本土に島外避難させるものでした。このような「某国の攻撃目標になり得る」というような判断を、鹿児島県が判断したとは余り考えられないですから。ただいまの答弁でも、沖縄、先島の件も先島の市町村が判断したということをずっと言い張っているわけですけれども。  令和七年度の沖縄県訓練の重点課題の一つが輸送力の最大化でした。沖縄県訓練は、九州への輸送力の最大化に当たって、民間エアラインや民間船舶を可能な限り動員するほか、鹿児島空港や鹿児島港を最大限に活用する計画となっています。鹿児島県訓練も輸送力の確保は重大なテーマです。  そこで、鹿児島県と沖縄県の避難計画で、民間エアラインや民間船舶の協力要請の競合や、鹿児島空港、鹿児島港などのインフラ利用のふくそう、競合が生じるとは考えられないのでしょうか。生じるか否か検討していますか。

笹野健 内閣官房内閣審議官

○政府参考人(笹野健君) 鹿児島県及び沖縄県におきましては、それぞれの県で策定した異なる想定に基づきまして国民保護訓練をそれぞれ実施したものでございます。このため、両県が訓練で作成した避難計画におきましては、指定公共機関への協力要請や、港湾、空港等の利用の競合等は想定していないものと承知をしてございます。

伊波洋一 沖縄の風

○伊波洋一君 先島五市町村からの島外避難計画では、配付資料⑤のように、鹿児島県鹿児島市、霧島市、指宿市、鹿屋市が宮古島からの計一万三千八百人の避難住民を受け入れる計画となっています。  奄美群島住民の鹿児島県本土への避難受入れは、沖縄県先島五市町村住民の避難受入れとふくそう、競合することは想定していないのでしょうか。

笹野健 内閣官房内閣審議官

○政府参考人(笹野健君) 鹿児島県及び沖縄県におきましては、それぞれの県で作成した異なる想定に基づきまして国民保護共同訓練をそれぞれ実施してございます。  鹿児島県訓練は、武力攻撃予測事態下における離島からの域外避難を想定した訓練を通じまして、関係機関相互の連携強化、地域住民の国民保護措置への理解促進等を図ることを目的として実施されたものと承知をしております。  その上で、お尋ねの奄美群島住民の鹿児島県本土への避難受入れについて、沖縄県訓練との競合などは鹿児島県訓練において想定していないものと承知をしてございます。

伊波洋一 沖縄の風

○伊波洋一君 沖縄県の国民保護訓練も鹿児島県の訓練も、国民保護共同訓練であるにもかかわらず、それぞれが輸送力の確保や避難住民の受入先などについて互いに何の調整もなくばらばらに計画されていることは、国の責任放棄にほかなりません。  国民保護訓練の区分において、共同訓練とは、国と地方公共団体が共同で訓練を企画、準備、実施するものではありませんか。

田辺康彦 消防庁次長

○政府参考人(田辺康彦君) 国民保護共同訓練は、国と地方自治体が連携して行う訓練でありまして、都道府県が訓練を企画するいわゆる県主導訓練と、国が訓練を企画するいわゆる国重点訓練があります。  県主導訓練については、国は国民保護制度に関する情報提供や訓練実施の支援を行いますが、訓練想定の内容は県が検討し決定するものでございます。

伊波洋一 沖縄の風

○伊波洋一君 配付資料⑥の方に、国民保護訓練の区分というのが、共同訓練と単独訓練というのがございます。  沖縄県の訓練も鹿児島県の訓練も、政府が先島諸島や奄美群島を要避難地域に指定し、島外避難を実施するという想定で行われています。政府が先島五市町村の島外避難は地元自治体の協議で決まっていると言うのは、余りにも筋違いな責任逃れです。  政府の島外避難計画は、住民の安全確保を目的としたものではなく、軍事目的で住民を立ち退かせることが優先されており、認められません。住民の自立、自治を否定する政府の島外避難の強制はやめるべきだと考えますが、いかがですか。

林芳正 総務大臣 自由民主党・無所属の会

○国務大臣(林芳正君) 沖縄県国民保護訓練は特定の有事を想定したものではございませんが、先島諸島については島外避難、沖縄本島については屋内避難という訓練上の想定を置いて検討しております。  これは、先島五市町村の御意向、そして輸送手段の確保等、避難の困難性がより高いことから、沖縄県、先島五市町村と国、これは主として内閣官房でございますが、これが協議をし、まずは先島諸島の島外避難について検討することとなったものでございます。  この先島諸島から九州、山口各県への住民避難に係る訓練を行うに当たっては、住民の方々の理解をいただきながら進めることが重要だと考えておりまして、そのため、先島諸島の市町村が住民の方々の意見を伺う場として住民意見交換会を実施し、内閣官房とともに消防庁も参加してきたところでございます。  消防庁としては、引き続き、内閣官房、沖縄県、先島諸島の五市町村などと連携をいたしまして、住民の方々の国民保護訓練に対する理解醸成に努めてまいります。

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 時間が来ております。

伊波洋一 沖縄の風

○伊波洋一君 もう時間がありませんが、今、軍事目的と言いましたのは、私は、二〇二四年の十二月十七日、十九日に参議院の外交防衛委員会でも質疑をさせていただきました。二二年一月七日の2プラス2協議は、奄美大島以西を攻撃拠点にするという合意がされた作戦計画のスタートなんですけれども、そのことについてはまた後ほどお話をしたいと思います。

安野貴博 チームみらい・無所属の会

○安野貴博君 チームみらいの安野貴博でございます。  本日は、急速に進展しておりますAIのサイバーセキュリティーの能力についてお伺いしたいと思います。  本年の四月の七日、米国のアンソロピック社がクロード・ミュトスと呼ばれる新たなAIモデルを発表いたしました。クロード・ミュトスは、普通に皆さんが使っておられるような主要なOSであるとか主要なブラウザーにおいて、数千件規模のゼロデー脆弱性、すなわち、これまで公表されていなかった未知の脆弱性を発見したというふうに公表されております。これはある意味、人間のセキュリティーの専門家の実力にAIが追い付いた、又は追い越したのではないかというふうに言われております。  これ、数千件の未公表の穴があると、例えばシステムの破壊であるとか改ざん、あるいは機密へのアクセスなど、様々な攻撃ができてしまいます。これを危惧してアンソロピック社は、現時点でその最高レベルであると言われているミュトスと呼ばれるモデルへのアクセスを一般に公開はせずに、IT業界や金融業界など特定少数のアメリカ企業に対してのみこれを公開するということになりました。  また、先週、四月十五日には、オープンAIが防衛的なサイバーセキュリティーの業務向けに調整を加えましたGPT5・4のサイバーというモデルを発表いたしました。これもクロード・ミュトスの発表に呼応する形であると言われております。  これらの出来事は、AIが攻撃にも防御にも使われ得るもろ刃の剣としてサイバーセキュリティーの前提を大きく変えていくような出来事だと考えております。  私は、ここから考えるべきこと、二つあるのではないかと思っています。  まず第一に、このようなAIモデルを保有している、あるいはアクセスできる国家や企業と、そうでない国家や企業のサイバーセキュリティーの能力は、もう現時点において雲泥の差があるということです。  そして第二に、このような高度なAIモデルによる攻撃が実際に発生するまでの猶予、これを考えてみると、一刻を争うというふうに思っております。これ、モデルの開発というのはアンソロピック社だけじゃなくてほかの企業もやっておりますし、ある意味、アメリカ企業だけではなくて、ほかの国の企業もどんどんどんどんしのぎを削って追い付け追い越せの競争を続けておりまして、ほかの企業がこれくらいの能力を持つモデルを開発できる可能性、それは短ければ三か月くらい、長くても一年以内くらいの間にこれくらいの能力を持ち得るというふうに考えております。  こういった攻撃能力、広く拡散していくおそれがあるという中で、まず、総務大臣にお伺いしたいと思います。このAIモデルがまだ知られていない未知の脆弱性をこれほど大規模に発見できる事態について、我が国の通信インフラの安全性やサイバーセキュリティーの観点から、総務省としてどのように認識されておられますでしょうか。

林芳正 総務大臣 自由民主党・無所属の会

○国務大臣(林芳正君) 大変勉強になりました。  四月七日、今おっしゃったように、アンソロピック社が自社の新たなAIモデル、クロード・ミュトス・プレビューを発表したということなどは承知をしておるところでございます。  個別のAIモデルについて逐一コメントするということは差し控えなければならぬと思っておりますが、このAIが大変急速に発展して産業や国民生活の利便性や効率性を大きく向上させ得ると、これメリットの方だと思いますけれども、一方で、今御指摘があったように、サイバー犯罪の巧妙化等新たな脅威を生む、ゼロデーということですから、まだ見付かっていないバグをごくごく短い時間に見付けられると、こういうことであれば、こうしたAIを利用した攻撃などが通信インフラの安全性やサイバーセキュリティー上のリスクとして深刻さを増すということも想定され得ると、こういうことでございますので、こうしたリスクへの対応、これは喫緊の課題であると認識しております。

安野貴博 チームみらい・無所属の会

○安野貴博君 大臣からこれは喫緊の課題であるという認識をいただきまして、それは非常に重要な認識であると思いますので、御答弁いただきありがとうございます。  次に、こうしたAIモデルに対して政府としてどういうふうに関与していくべきなのかということについて伺いたいと思います。  先ほど申し上げたとおり、クロード・ミュトス、これは一般に公開されておらず、金融業界やIT業界など特定少数のアメリカ企業のみがこれ提供されているというところです。これに対して、例えば、アメリカの財務省は即座にアンソロピック社に対してミュトスのアクセスを要請したり、あるいはFRBは大手銀行幹部と緊急会合を行ったり、またアメリカ以外でも、例えばイギリスの政府も、四月十五日時点でこのミュトスの発表を受けて国内事業者向けに公開書簡を出したり、そういったことをやっております。  日本企業や日本政府がこうした最先端のセキュリティー能力を持つAIモデルにいつどのような形でアクセスできるのか、そしてそこに対してどのように向き合うべきかというコミュニケーション、これどんどんやっていくべきではないかというふうに思います。  これ、個別の企業に対してはなかなか言いづらい部分あると思いますが、伺いたいのは、日本政府として、一般には公開されていないフロンティアモデルについて、一般論として、政府自身がアクセス権を確保するであるとか、あるいは国内の事業者に向けてこういうふうなことをやっていくべきだというコミュニケーションを行うべきと考えますが、これについてはいかがでしょうか。

門松貴 内閣官房内閣審議官

○政府参考人(門松貴君) お答えいたします。  先生御指摘のAI技術とサイバーセキュリティーでございます。AI技術の急速な進展、普及によってサイバー攻撃にAIが活用される、攻撃のスピード、規模が劇的に増加するなど、サイバーセキュリティーにおける新たな脅威に直面している状況は十分承知をしてございます。  サイバーセキュリティーの確保に関する総合調整を担う私ども国家サイバー統括室とすれば、AIを活用したサイバー対処能力の強化等について有識者会議での議論を進めておりまして、これを強力に取り組んでまいりたいというふうな方針で臨んでいるということでございます。  こうした観点で先生御指摘の御質問との関係で申し上げれば、米国ビッグテックも含め関係企業との情報交換等はしていることは事実であります。ですが、一般論として申し上げると、政府として個別の民間企業とやり取りを行うに当たっては、その合理性や正当性等を適切に評価する必要がある、また、こうしたやり取りが、その内容が出れば、我が国のサイバー安全保障に係る事案ですから、場合によっては攻撃者を利するおそれがあるということも考えなければならないと思っています。このため、働きかけの有無やその予定を含めてそのやり取りの状況をお答えすることは若干厳しいかなと思っておりまして、御理解いただければ幸いであります。  なお、先生の御指摘の途中でございました英国の関係当局でございます。AIのサイバーセキュリティー性能が高くなる中においても、イギリス当局が言っているのは、セキュリティーアップデートの適用等の基本的なサイバーセキュリティー対策の実施、セキュリティー水準の引上げが重要であるということを公表しておりまして、これは我が国としてもまさにそのとおりだと思いますので、そういった点踏まえながら、関係国とも緊密に連携して対処を進めてまいりたいというふうに考えております。

安野貴博 チームみらい・無所属の会

○安野貴博君 御答弁いただきまして、ありがとうございます。  一つ、有識者会議とも話しながら進めておられるというところですが、やはりかなりスピード感も重要になってくる事案だと思います。先ほど申し上げたとおり、余りこの攻撃能力の拡散まで猶予がないという認識を持った上で、素早くいろんなことを進めていただければなというふうに思っております。  また、一点お伺いしたいのが、役割分担に関してでございまして、こういった事態が起きてきたときに、じゃ、どの省庁がどのような役割分担を行っていくのか、誰がリーダーシップを発揮していくのかというところで、例えば恐らく総務省、あと国家サイバー統括室、内閣官房など、関係省庁いろいろあると思いますが、ここの役割分担は整理されているものがございますでしょうか。

門松貴 内閣官房内閣審議官

○政府参考人(門松貴君) まず、国家サイバー統括室、私どもは、我が国の組織に対してまずサイバー攻撃が行われた場合等々であれば、通常、例えば通信事業を所管する総務省さん等々の関係省庁と連携しつつ、迅速に対応を行うというのが基本であります。その際に、被害の更なる拡大や深刻化を防ぐために、重要インフラのサイバーセキュリティに係る行動計画等々を我々作成しておりまして、必要な情報提供や注意喚起、関係省庁とともに行うという体制が組まれています。  更に申し上げれば、サイバー攻撃により国民の生命、身体等に重大な被害が生じるなどの緊急事態、この場合については、第一に、内閣危機管理監の指揮の下、官邸危機管理センターに官邸対策室などが設置されるわけでございまして、その体制の下で、私どもNCOを含む関係省庁が相互に関連情報や復旧手順方法に関する情報共有を行うということにしておるということでございます。

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) もう時間ですので。

安野貴博 チームみらい・無所属の会

○安野貴博君 はい。  時間ですので終わりたいと思いますが、こういったAIモデルによって、今までと質的に攻撃能力であるとかサイバーセキュリティーに関する攻撃に係るコストが変わってきているので、そこに対してしっかりと対応をお願いしたいと改めて思います。  ありがとうございました。

齊藤健一郎 各派に属しない議員

○齊藤健一郎君 無所属、齊藤健一郎です。  会長には、またこの十分のためにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。私のライフワークですので、その間ちょっと我慢していただきたいなと思っております。  まず、ちょっと通告出していないんですけれども、大臣の方にちょっと一点お伺いしたいなということがありまして質問をさせていただきたいんですが、大臣の感じるところ、御感想をいただけたらなと思います。  昨今のテレビ、マスメディアがつくり出しているいびつな情報空間、そしてその背景にある構造的な問題というところ、それを放送行政を所管する総務大臣にお伺いをしたいんですけれども。連日、京都の男児の行方不明事件のニュースが異常な熱量でメディアで取り上げられております。もう本当にワイドショーからも朝から晩までその熱量で報じられているんですけれども、これに関してはすごく痛ましい事件なので、この社会的にとっても非常に大きなことであるということは感じております。  亡くなられた男児の方には心から哀悼の意を表したいんですけれども、それと同時に、少し前に起きました辺野古での事故、これについてのその報道というものがこれにて一切かき消されたというような形を私自身感じて、これについて総務省として、総務大臣として何かしらの、報道内容について突っ込んで聞いていくということはできないというのはもちろん百も承知なんですけれども、やはりこの過剰な報道と報道しない自由というところの情報空間がちょっと意図的にゆがめられているんじゃないかなと、そういったところにすごく不自然さをやはり私としては非常に感じています。  そこで、大臣にお伺いしたいのが、特定の事件に関しては過剰に報じて、そして辺野古の事故に関しては、様々な背景があるという中、皆さん御存じだとは思いますけれども、一方で、加害者を明確に、一般の加害者の方に関しては、この過剰な報道がある中、やはりその背景にある、辺野古の事故なんかのようなこの背景にあるものを、ある意味非常に社会的に強い存在、見方によっては上級国民と見られかねないような、放送に関しても大きなクレームがあったりとか、そういったようなことを懸念してなのかもしれないです、各テレビ局が。  ただ、やはり一般国民の目線としては、この熱量の差などというものが、テレビに対してのその不信感であるとか、テレビが正しく情報を発信しているのであろうかなど、その報道への信頼というところがちょっと揺らぐのじゃないかなというような懸念をちょっと感じているんですけれども、ちょっと大臣の感じているその所感というのをお伺いしたいなと思っております。

林芳正 総務大臣 自由民主党・無所属の会

○国務大臣(林芳正君) 今、齊藤委員自らおっしゃっていただいたように、個別の番組の内容ですとか報道等の取上げ方に対して何か私がここで申し上げるということは難しいということは御理解いただけているものと考えております。

齊藤健一郎 各派に属しない議員

○齊藤健一郎君 もちろんそのような、立場的に御意見になるのは仕方ないんですけれども、私は、ここでやはり報道の在り方というものと不自然さというものに関してもやはり公正にもやっていかなければならないのかなということで、これは皆さんと共有の情報としてちょっと持っておきたいなということで、ちょっと大臣の意見をお伺いをさせていただきました。  このようなこの放送の在り方というところのまさに中心でなければならない、これこそが、会長にお伺いします、NHKであると思います。この中期経営計画の最終年度に当たる年でもありますが、ずっとこの三年間、ずっとNHK側の方から情報空間の参照点というような、分かるのか分からないのかちょっとよく分からない、分かりづらいことをずっとこの国会でも言い続けてこられたと思います。  要するに、中身をひもといていくと非常に重要なことだと思っているんです、僕自体も。やはり、フェイクニュースが飛び交ったりであったり、何となく偏向報道であったりとか、偏向的なニュースが昨今いろんなところで渦巻く中、何が正しい情報で何が正しくないのか、どこが出している情報だったらその信頼は高くなるのかというところで、NHKが公共放送として、まさに情報空間の参照点として、そのファクトチェックをしに行くのに、AIではなくNHKにファクトチェックをしに行くぐらいの立場になっていく、そのための情報空間の参照点というキーワードを挙げたと思うんですけれども、そもそもこのキーワード自体がこの三年間、国民に浸透したんでしょうか、会長にお伺いいたします。

井上樹彦 日本放送協会会長

○参考人(井上樹彦君) お答えいたします。  御指摘のとおり、現在の経営計画では、基軸の一つとして、情報空間の参照点を提供すること、つまり、人々のよりどころとなる信頼できる基本的な情報を提供することを掲げております。これは、健全な民主主義の発達に資するというNHKの根幹を成すものと位置付けております。  このため、正確で信頼できる情報を届けることはもちろん、自然災害、国際情勢、生活情報など、人々の安全と安心に直結する報道を、放送だけでなく、必須業務となりましたインターネット配信でも一元的に届ける基盤を構築し、質、量共に充実させることに取り組んでおります。その一環として、災害時や選挙報道での偽情報、誤情報への対応を強化するなど、情報空間の参照点としての役割を果たしていくための取組を着実に進めており、成果は得られていると考えております。  現在、三か年の経営計画のうち二年間が終了した段階でありますけれども、最終年度であります今年度も、放送でもネットでも正確で信頼できる情報や質の高いコンテンツを発信し、視聴者・国民の皆様の期待と信頼に応えてまいりたい、そしてNHKの公共的価値や受信料制度に対する御理解をいただき、納得して受信料をお払いいただける方を増やしていきたいというふうに考えております。

齊藤健一郎 各派に属しない議員

○齊藤健一郎君 ちょっとその基準となる、何をもって成果とされているのかがちょっとかなり不明です。受信料もずっと下げている状況の中で、それが成果として現れているというのはもう非常に感じにくいところであるんですけれども、次の質問でございます。  これも会長にお伺いしたいんですけれども、この委員会でも度々取り上げております、私がいつも言っている分母というところなんですけれども、実際に受信料のその契約の総数というところ、世帯は減り続けているのに、事業所は九年間で八十七万件も増加をしているというところへの違和感をこの前お話ししたんですけれども、この違和感のところについて、なぜこの事業所は九年間で八十七万件も増えているんでしょうか。

井上樹彦 日本放送協会会長

○参考人(井上樹彦君) 支払率の分母に当たります事業所の受信契約の対象数につきましては、経済センサス等の公的統計、それからNHKの独自調査で把握しました数値を用いて推計しております。  対象数が増加した要因は、ホテルなどの宿泊施設、こういったものの受信設備を設置している事業所数が増えたと、事業者数が増えたということによるものであります。  以上でございます。

齊藤健一郎 各派に属しない議員

○齊藤健一郎君 事業所のそのテレビを付けているところが増えたという認識ですか、会長。ホテルが、それともホテルの部屋数が増えたからということですか。

井上樹彦 日本放送協会会長

○参考人(井上樹彦君) 受信契約の対象数が増えているということであります、ホテル、旅館、それから一般事業所共にですね。

齊藤健一郎 各派に属しない議員

○齊藤健一郎君 ここに関しては、もう時間ですので余り深く追及するのはまた今後やっていきたいなというふうに思うんですけれども、そもそもこれだけテレビを持つ人が少なくなって、実際、僕もいろんなところのホテルを泊まりに行っても、結局はもうテレビではないモニターに変わっているんですね。  実際に、それはもうNHKと契約する必要のないというところがもう大幅に増えている中、事業所数が増えてテレビが増えていますよというその説明自体は、僕はいつも、結局内部の事情もそこそこ知っているので、結局は僕は一言、パンドラの箱というような言い方をしていますけれども、七八%を守るためにその分母を上げざるを得ないというところというのが、もういつも最後に申し上げます、いつも言っているように、公平負担なんです。やはり分母がしっかりしてこそ、皆さんでそれを割り振って公平に負担をするという、この受信料の制度というもの自体がもうどうしようにもない、もう破綻しているんです。  そして、今、昨今、スクランブル化も声を上げていますけれども、そのスクランブル化をしようとすれば、はっきり言って売上げ六千億も絶対立たないです。多分半分も立たないです。となると、もうNHK、公共放送として潰れていくしかないんです。  僕は、潰れてほしいとは思っていないんです。公共放送を救わないといけないと思っているんです。だから、ここの委員会でもやっているとおりに、無償化にするしかないんじゃないかというところをもうより早く模索していかないと、質問したかった、BBCが一〇%の削減をして二千人もの首を切ることになっているんです。NHKも間違いなくそういったことになってきます。だったら、もうより早く、新しい会長になったんだから、今年また新しい中期経営計画も作っていかなければならないんだから、無償化も含めて本気でちょっと考えていくということを、NHKも総務省も立法府も、みんなでやっていきたいなと思いますので、どこでも私は参りますので、皆さんに説明に上がりますので、是非御協力いただけたらなというところで、私の質問を終わります。  ありがとうございます。

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 本日の調査はこの程度にとどめます。     ─────────────

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構法の一部を改正する法律案を議題といたします。  政府から趣旨説明を聴取いたします。林総務大臣。

林芳正 総務大臣 自由民主党・無所属の会

○国務大臣(林芳正君) 株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  最近の我が国経済をめぐる状況に鑑み、我が国及び海外における通信・放送・郵便事業に共通する需要の拡大を通じた当該需要に応ずる我が国の事業者の収益性の向上等を引き続き図るため、株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構が保有する株式等及び債権の譲渡その他の処分等に係る期限を延長する必要があります。  次に、法律案の内容について、その概要を御説明申し上げます。  この法律案は、機構が保有する株式等及び債権の譲渡その他の処分等に係る期限を十年間延長し、令和十八年三月三十一日から令和二十八年三月三十一日に改めることとしております。  なお、この法律は、公布の日から施行することとしております。  以上が、この法律案の提案理由及び内容の概要でございます。  何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同賜りますよう、お願いを申し上げます。

吉川沙織 立憲民主・無所属

○委員長(吉川沙織君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後零時三分散会

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S4RCIV が記録した内容から、改ざん検知用の値を お使いのブラウザで計算し直し、 記録済みの値と一致するか確かめます。計算は 下のボタンを押したときだけ、この端末で実行されます(暗号通貨の採掘や追跡ではありません)。 S4RCIV の「確認済み」表示を信じる必要はありません — 数字を再現するのはあなたの端末です。

  1. 記録 #3494 変化 2026-07-29 17:32 JST
    改ざん検知用の値 b619fa79…e90507 (未計算)
  2. 記録 #2417 観測 2026-06-14 14:28 JST
    改ざん検知用の値 6e89583b…73ec0b (未計算)

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#3497 まで
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署名あり(s4rciv-checkpoint)
まとめの値
5141bc20…2be422

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いつの時点かを外部(Internet Archive 等)に固定する仕組みは今後対応します。全件を通した計算は、公開エクスポートを使えば S4RCIV 以外の場所でも再現できます。

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